「フィールド」を訪れ、体感する。自然と共生し、活用するための方法を探る。

富士箱根伊豆国立公園に勤務する、卒業生の加藤和紀さん。自然環境のガイドや、公園内の施設管理などにあたる。撮影協力:(一財)自然公園財団箱根支部

日光、知床、グランドキャニオン、ウルル・カタ・ジュタ……日本と世界の「国立公園」をフィールドに、自然環境と人間の共生、野生生物や文化的景観の保護、持続的観光について学びます。


人・社会と自然環境の関わり方を考える環境学を基礎として、自然環境の保護・保全について学びます。
本ゼミナールでの主な研究対象は、世界自然遺産や「ジオパーク」の基盤となる「国立公園」です。絶景や希少な自然環境、野生生物を永続的に守りながら、観光や教育にも活用する社会的なしくみで、持続可能な社会の形成に欠かせない存在です。各国で指定され、世界各地に広がる国立公園は、いずれもその地域ならではの風土や気候、生物の多様性、その中で生きる人たちの文化と暮らしによってつくり出された「宝」ともいえます。
関連科目では、自然環境保護・保全、活用に関する専門知識のほか、エコツーリズム、環境教育についても実践的に学びます。またフィールドワークでは、国内のほか台湾、ベトナムの国立公園やエコツーリズムの現場を体験。自分自身の興味やテーマに応じて現地調査を行います。地球規模へと視野を広げ、自然環境と人の共生について考えていきましょう。

「奥日光でのインタープリテーション」をテーマにしたフィールドワーク。多様な自然景観の中で、ネイチャーガイドから地形の成り立ちや植物と環境の関係などを学びました。

Student Interview

失われていく「里山」や自然環境の課題を学んで、動く。

各地を訪れて自然環境や動植物を観察し、多くの方々からお話を聞くうちに、耕作地の放棄などによっても自然環境のバランスが失われているという現状を知りました。その解決に少しでも力になれればという思いから、「ビオトープ管理士」2級を取得。今後は、再生可能エネルギーとして注目を集める一方で周辺の環境や生態系に影響を与えているとも考えられる、メガソーラーや風力発電の課題について学んでいきたいと思っています。


人の暮らしや、まちづくりにも視野を広げ、環境問題を考える。

もともと環境学や自然保護に関心を持っていましたが、大学で学ぶ中で地域再生やまちづくりといった視点からも環境問題について考えるようになりました。専門ゼミでは、特にエコツーリズムや環境調和の地域づくりなどを学んでいます。また他のゼミ生と一緒に、流山市の生物多様性の変化と保全についての共同研究も。アイデアを出し合って現地調査やアンケートを行い、考察し結果を導くまで、納得できる取り組みになりました。