JR柏駅を基点に周辺地域の魅力を楽しむイベント「駅からハイキング」への参画し、観光分野における地域連携の事例に触れ、その重要性を学ぶ。

観光学ゼミナール

学んで感じる、「新しい観光」の奥深さと可能性。
フィールドワークでは、観光に関する現場を調査・体験。幅広い学びをつなげて、これからの観光を考えます。


観光スポットをめぐり、SNSに写真をアップするだけが旅行の楽しみ方ではありません。その場にいるからこそ出会える時間と体験とを味わいつつ、日常と非日常のギャップや、リアルとフィクションのつながりを楽しむなど、それぞれの「新しい観光」を楽しむ人たちが増えています。
観光学では、観光関連産業の研究、あるいは観光とまちづくり、観光化が地域に与える影響といった視点から「観光」について理解を深めます。本ゼミナールではさらに、ホスピタリティ、地域コミュニティや国際社会のあり方など、関連領域へと学びを広げます。またフィールドワークでは国内外の観光地、テーマパーク、駅・空港などを訪れ、関連業界の取り組みを調査。世界遺産や鉄道、アニメなどをテーマにした「観光まちづくり」についても学びます。
観光客を呼び込む手法の検討、観光プラン作成にも挑戦し、地域・関連業界とともに新しい観光を「共創」する学びに取り組みます。

崎本 武志 先生
学生時代とは「生きるを学ぶ」貴重人生の1ページです。好奇心を持ち視野を広くして、あらゆる事柄の森羅万象を追求しましょう。

Student Interview

広く学び、現地を訪れて体感する、
土地の魅力と観光学のおもしろさ。


「フィールドワーク研修」では、鉄道による地域活性化の事例として、近県を走るいすみ鉄道や真岡鉄道について調査。また国土交通省主催の「水の里の旅コンテスト」にも参加しました。水と関わりが深い地域のツアーを企画するもので、私たちが注目したのは茨城県の霞ヶ浦。メンバーと一緒に現地調査を行い、その魅力が伝えられるプランを検討する中で、あまり目立たない観光地にも、必ずおもしろい要素が隠れていることを実感しました。

一見関係なさそうに思える分野も
深掘りしていくとつながるおもしろさ。


専門ゼミでは特定の分野に限らず、それぞれの学生が興味を持った事柄を広く取り上げます。私が特に関心を持ったのは、I C T を活用した「観光型MaaS」。複数の公共交通機関や移動サービスをまとめてルート検索から予約、決済を行い、観光地での移動を快適にするしくみです。時には全く関係ないように思えるテーマも扱いますが、観光プランの作成や地域活性化を考えていくうちに必ず観光学に結びつくところに、おもしろさを感じています。