「人生100年時代」だからこそ求められる自由時間の楽しみ。

農業リゾートを掲げグランピングブームを創出したテーマパーク「ザファーム」。江戸大OBで運営部長の田山歩氏に自然資源を生かした地域づくり・観光促進を学ぶ。

キーワードは「宝探し」。現代と未来における「ウェルビーイング
(well-being:豊かさや幸せ)」を実現する上で、特に「食」に注目していきます。


いま、人々はどんな楽しみを求め、どんなことに幸せを感じているのでしょうか。「レジャー」とは、個人が、自分自身の考えで過ごし方を決められる「自由時間」が原点。何かに夢中になり、楽しい思い出や特別な体験をすることで成り立ち、人々の幸福をつくり出す上で大切な役割を担っています。本ゼミナールではレジャーの歴史と現在を学び、実践を通して新しい可能性を探ります。フィールドワークでは地域の資源となる日本や世界各地の「食」に着目し、食べる楽しみから生きる歓びへとつながる道を明らかにしていきます。こうして地域への愛着を深める一方で、関係人口(その地域の「ファン」)を増やしながら、日々の暮らしを活性化する道筋について学びます。
授業で得た知識と、自らの体験・経験とを結び合わせながらレジャーとウェルビーイングについての学びを深め、豊かな人生のつくり方、そして一人ひとりを主人公としたライフデザインを提案する力をつけていきましょう。

土屋 薫 先生
幸福を手にするのに「セレンディピティ」という考え方があります。これは「それまで気づかず思いも寄らないところにこそ幸福は存在する」というものです。レジャーであれ、観光であれ、「偶然の出会い」に気づき、そこから振り返って新たな1歩を踏み出すときに、日常を再生させる力を持ちます。学びの場としては、ときに頭をフル回転させながら、ときに頭を空っぽにして、「犬も歩けば棒にあたる」を実践して欲しいと思っています。

Student Interview

他大学と合同で行った実践が新しい学びのきっかけに。


3年次に行ったグループ研究では他大学と合同で「まち歩きプロジェクト」に取り組み、私たちはキャンパスがある流山市を巡るまち歩きを企画・実践しました。プロジェクトを通して流山の歴史を学び、また異なる地域でお互いの企画に参加するのはとても有意義な時間でした。一方で「誰かに何かを知ってもらうためには、その倍の知識を持つ必要がある」ことを実感。こうした経験と学びを重ねて、社会学の幅広い知識を身につけることができました。