周 楊華

経営社会学科 准教授
博士(総合政策)

十数年前に中国から留学するため来日しました。経営学を学び、博士学位を取得してから、大学で授業を教え始めました。2021年、江戸川大学に就任。その前に、日本企業の中国進出戦略やグローバル人材開発などについての経営コンサルティング業務に従事しました。そのほかに、国際経営やグローバル人材マネジメント分野の招聘研究員などを歴任しました。

研究分野:経済学、経営学およびその関連分野
専門分野:国際経営、国際ビジネス


世の中に様々な企業があります。例えば、小売業のセブンイレブン、飲食業のサイゼリヤ、金融業の三菱UFJ銀行、電機メーカーのパナソニックなどです。これらの企業の運営のために、資金、材料、人員と情報などのマネジメントにおいて、多くの課題があります。企業のこれらの課題を研究する分野は経営学です。組織をどのように設置するか、人材をどのように育てるか、ほかの企業との競争はどうするかなどは、経営学の具体的な内容です。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


経営学が生まれる前は、一部の国では、社会学や経済学に含まれていました。社会の経済をはじめとする様々な面に関わる重要な分野です。経営学を学ぶ時に、理論知識だけでなく、自分自身の周りの企業や社会に起こっている現象や事例などを意識しながら、経営学を理解することが大事だと思います。

研究テーマ


研究テーマは国際経営です。いまのグローバル時代で、多くの企業は海外へ進出して、子会社を作って生産活動を行ったり、貿易を行ったりしています。海外の消費者たちの好みにどのように適応するか、海外子会社の従業員の報酬はどうするか、海外の企業とどのように競争するか、為替レートの変動による収益のリスクはどのように対応するか、海外の文化習慣に対して、自社の制度をどのように作るか等、この研究で主にやっていることです。

最近の研究活動


一つ目は、グローバル化が発展することに伴い、日本と中国の多国籍企業の国際経営のあり方はどうなっているかについて、研究を行っています。インタビューしたり、アンケート調査したりしています。二つ目は、外資系のベンチャー企業を応援するために、政府機関や大学などの研究機関はどうすればよいかについて研究しています。

担当科目


基礎ゼミナール、経営社会基礎、経営社会演習・実習、専門ゼミナール、卒業研究、国際ビジネス論I・II、グローバルマーケティング論、アジア経済論II