メディアコミュニケーション学部
マス・コミュニケーション学科
メディアの制作を実践して学ぶ機会が充実。神田洋先生の授業では、スポーツニッポン新聞社の協力を得て、紙面制作に取り組む。
社会の役に立ち、人々の共感を呼ぶような情報を伝える「ジャーナリズム」の本質とは?社会問題から娯楽情報まで世の中を広く取材の対象として、情報を伝え興味を喚起するための理論と技術を学び、ジャーナリズムのあり方を考えます。授業を担当するのは、新聞、テレビ、雑誌など各メディア(媒体)での豊かな経験を持つ先生たちです。
本コースではまず、インタビューや調査取材、原稿の執筆といった、ジャーナリズムの基礎的な技法を学びます。さらに、国際ニュースや、医療・災害・人権といったテーマでの報道検証、あるいはスポーツの魅力を捉えて伝える「スポーツジャーナリズム」の実践、社会・文化について多様な切り口で取り上げる雑誌制作などから、専門的な知識とスキルを身につけていきます。新聞、雑誌の制作では、パソコンとクリエイティブソフトを利用した紙面・誌面のデザイン(DTP)にも挑戦し、作品として完成させます。
こうした学びを通して、あらゆるメディアに対応し、また世の中の動向を知り、取材し、評価し、表現できるようになることを目指します。
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
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必修科目 | コミュニケーション学概論 メディア学概論 マス・コミュニケーション論Ⅰ・II マスコミ学基礎 マスコミ学応用 アカデミック・スキル演習ⅠA・ⅠB |
マスコミ総合科目A アカデミック・スキル演習IIA・IIB |
専門ゼミナール マスコミ総合科目B・C |
卒業研究 |
指定科目 | メディアリテラシー メディア史 |
取材学 人工知能概論Ⅰ・II 時事問題Ⅰ・II メディア学の法と倫理 |
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選択科目 | 情報活用論応用 情報社会とメディア 新聞論Ⅰ・II ジャーナリズム論 ことばと表現(書きことば) ことばと表現(話しことば) |
出版論Ⅰ・II 災害報道論 ドキュメンタリー論 スポーツジャーナリズム論Ⅰ・II リポーター論 アナウンス論 |
国際報道論Ⅰ・II スポーツライターキャスター論 |
※「履修モデル」は4年間で計画的に科目を履修するための目安です。
スポーツ新聞の制作現場で、プロの仕事に触れられるチャンスです。「スポーツ記事制作」の授業では、スポーツ新聞『スポエド』を制作。実践を通して取材・原稿執筆のスキルを学ぶことはもちろん、スポーツニッポン新聞社の記者や整理部(紙面の編集・デザインなどを担当する部署)の方から直接指導を受ける機会も。新聞制作の最前線に立つプロから厳しいアドバイスが飛び出すこともあり、取材対象と向き合い、本気で作品に取り組む緊張感が、大きな学びと達成感につながっています。
取材対象は、本学の強化指定部となっているフットボールクラブ(サッカー部)、男子・女子バスケットボール部、そして女子バレーボール部。グループごとに「番記者」となって取材し、リーグ戦に臨む各チームの戦いをレポート。選手の表情を紹介するコラムなども掲載し、読み応えのある新聞を目指します。
本多悟ゼミでは、出版コンテンツ制作の基本となる編集知識を習得し、分析・研究することで一生使える「編集力」を身に付けます。その研究成果として、企画、取材、撮影、レイアウト、執筆などすべての制作工程を学生が主体となり雑誌制作を行っています。
2022年度3年次のゼミ生は、今大学生が一番知りたいことを7つのトピックスをまとめ、『SEVEN』と題してゼミ誌を発行しました。
Student Voice
「メディア」の働きは時に人を救い、勇気づけ、自然災害や人災に先手を打って被害を抑えることができます。それでも、演習・実習や専門ゼミで災害、薬害、貧困といったテーマから学んでいくと、最後にぶつかるのはいつも「メディアはどうあるべきだったのか」「メディアの役割とは何なのか」という疑問でした。過去の「過ち」を学び、同じことを繰り返さないために、正しい情報を選択できるようになっていきたいと思います。
「大学生の時間とお金の使い方」というテーマで、現在64ページの雑誌制作に挑戦。そのうちの10ページを担当しました。その際は長野まで取材に行ったり、東京の企業を取材したりと、本格的な取材活動が良い経験になりました。取材をする際は、質問内容の準備やアポ取りをほぼ1人で用意するため、社会に出てから必要になる自分で物事を進める力が身についたと感じました。