人々をつなげるしくみとビジネスを、理論と実践から学ぶ。

林香織先生の授業では、実在する企業から示された課題に取り組むことも。ディスカッションを重ねてアイデアを磨き、解決方法を探る。

企業や社会の課題解決に向けた「コミュニケーション」について、その役割と手法を理解し、
ビジネスとしてコミュニケーション戦略を担うために必要な知識とスキルを学びます。


Webサイトに表示される広告、テレビCM、新商品を紹介するイベントやキャンペーン、あるいはSNS。企業はさまざまな手法でメッセージを発信し、顧客(消費者)との関係(コミュニケーション)を築こうとしています。また社会における課題・問題を多くの人に知らせ理解を助けるためにも、多様な手法・媒体が活用されます。
「コミュニケーション戦略」の目的が、製品認知の拡大(商品やサービスなどについて広く知ってもらうこと)、企業価値の向上、さらには社会課題の解決まで多岐にわたっていることが、こうした例からも見えてきます。
本コースでは、こうしたコミュニケーション戦略を業務として担う「コミュニケーションビジネス」について学びます。さまざまな課題をコミュニケーションの力で解決するために必要な、分析力とアイデア開発法を修得。またコミュニケーションがビジネスにおいてどのように利用されているのかを、実例をもとに学んでいきます。さらに、学外での活動にも参加し、広告・広報、イベントといった手法を理論と実践の両面から学びます。

「コミュニケーションビジネス」を学ぶ演習・実習

資格試験「PRプランナー検定」1次・
2次合格に必要な理解力と分析力を身につける


ソフトウェアを利用した「テキストマイニング」のスキルを身につけ、新聞・雑誌記事、ネット上のブログ・クチコミなども含めたさまざまな「メディア」の報道状況や記事内容を分析。アンケートやインタビューによる生活者意識分析と合わせて、メディアリテラシー能力を高めます。
また、広報・PRの基本的な知識・実践的なスキルの修得を認定する「PRプランナー検定」への合格を目標に、社会課題に対する理解力・判断力・分析を身につけます。

コミュニケーションビジネスに必要な分析、企画、
プレゼンの理論とスキルを学ぶ


広告を中心にコミュニケーションビジネスの歴史や産業について学びます。また広告に関する博物館「アドミュージアム東京」の見学などを通して広告に関する基礎的な知識を身につけた上で、広告賞受賞作品などの事例から「良い広告のポイント」を探ります。さらに、実在する企業からの課題にも挑戦。複数人でチームをつくり、課題の分析と企画立案、プレゼンテーションに取り組んで、課題把握と課題解決の方法を学びます。

コミュニケーション・スキルの向上


コミュニケーションビジネスについての学びを深める上で必要となるのが、情報を集めて分析する「リサーチスキル」、メンバーがそれぞれの個性と能力を発揮し協力し合うチームをつくるための「チームビルディング」、そしてチームワークです。この授業では、まずリサーチの基本となる話す・聴く・書く能力を磨きます。さらにグループ内の関係性を築く方法やチーム内での自らのふるまい方を、グループワークの実践から学び、より高度な学修につなげます。

地域のイベントづくりに参画

仮想広告会社「エド・アド」

「エド・アド」は、マス・コミュニケーション学科の学生が参加・運営する仮想広告会社。流山市内で行われるイベントに参画し、学生が主体となってイベントの企画・運営・PRなどに携わる、実践的な学びの場です。
設立されたのは、つくばエクスプレスが開業した2005年。当初から関わる「流山グリーンフェスティバル」(毎年4月末から5月の大型連休にかけて開催)は、約4万人が来場する一大イベントに育ちました。そのほか、「流山おおたかの森防災フェア」などにも携わっています。
顧問を務めるのは、広告会社出身の井上一郎先生です。

流山おおたかの森駅の駅前広場で開催される「流山グリーンフェスティバル」では、階段を利用したステップアートも企画・制作。

WOMマーケティング協議会監修

ステマ防止啓発マンガの編集校正に参画

井上一郎先生が担当するゼミでは、学生ならではの視点をいかし、「ステルスマーケティング」被害の防止に向けた啓発マンガの編集校正に参画しました。マンガはコミックマーケット社のマンガアプリ「GANMA!(ガンマ)」で公開されています。
出典:3分でわかるステマ防止マニュアル supported by WOMJ


3 分でわかるステマ防止マニュアル supported byWOM

TOPIC

大手広告会社の役員を務めるプロを迎えて、企画とプレゼンテーションのコンペを開催!

数人のグループで課題解決に向けたアイデアを出し合い議論を重ねて、効果的な企画に磨き上げる。演習・実習「マーケティングコミュニケーション企画制作」では、コミュニケーション戦略策定の基本的なステップを体験できます。
2021年度は「Jリーグのチームを1つ選び、試合の観客動員数を増やす方法」を課題とし、学内コンペを実施しました。企画自体はもちろん、その特長を伝えるプレゼンテーションのスキルも大切です。審査員に迎えたのは大手総合広告会社の(株)ADKマーケティング・ソリューションズで事業役員を務める沼田洋一さん。さまざまな広告をつくり、世に出してきたプロの目から評価していただきました。
各グループはJリーグに関連するマーケティングデータを集め、多角的に分析。オンラインで意見交換を行うなど工夫しながら企画を検討し、プレゼンテーションへの準備を進めました。コンペ当日には審査員の沼田さんから講評が行われたほか、マーケティングデータの分析手法に関するアドバイスも。グループで協力しながら学びを実践し、さらに広告業界での経験豊かなプロから指導を受ける機会となり、新たな学びと気づきを得ることができました。

コンペに挑戦した学生たち。優勝チームは「週刊わくわく委員会.jp」、現場を訪問した経験とデータに基づく分析が高く評価された。

国際広告賞に参加。

日本からは唯一となるスペシャル賞を受賞!

井上一郎先生が担当するゼミでは、国際広告賞「ADSTARS」の大学生部門に参加。「カーボンニュートラルを実現するためのキャンペーンアイデア」という課題に挑戦しました。電車広告の全面ジャックで、このまま地球温暖化が進んだと仮定した西暦2100年の水位や気温の上昇、絶滅危惧動物について伝え、若者への理解を促す「2100Train」を企画。すぐれたアイデアとして評価され、スペシャル賞を受賞しました。


(2021年度)

Student Voice

マーケティングの視点から捉え直すと
広告やイベントが、もっとおもしろい!


「プロサッカーの試合への来場者を増やすには?」という課題に、グループで挑戦。企画立案を通して、それまで何気なく接していた広告などを「どんなターゲットに対して、何を伝えようとしているのか」といった視点で捉え直すことになり、さらに興味を持ちました。また専門ゼミでは広報・PRやイベントについて学び、企業などが行うSDGsに関する取り組みにも注目。理解を深めることで、卒業研究のテーマにもつながりました。