江戸川大学ゲーム教育学内連携プロジェクト
学科やゼミナールの強みを生かした制作連携・イベント連携を図り、課外活動を基点に、学科を越えた学生間交流/ノウハウ共有を促進させ、高度なゲーム系人材を育成・輩出していきます。
以下は、2026年度からの運用を想定している具体的な連携の内容です。
情報文化学科及び経営社会学科が中心となり、ゲーム制作やゲームビジネスの授業(演習・実習、ゼミナール等)において学生間でピアレビューし合う場を設置。学生が制作したオリジナルゲームやシナリオゲームを互いに評価し相互フィードバックする機会を設けることで、制作スキルの向上、気づきの促進、そしてモチベーションの向上を図ります。将来的には、3学科・ゼミナール連携の中で「企画、制作、配信、マネジメントまでを一体化させた江戸川大学発オリジナルゲームの開発」を目指します。
経営社会学科及びマス・コミュニケーション学科が中心となり、ゲームビジネスや広報・PR関連の授業(演習・実習、ゼミナール等)において、インディゲームコンテストやプロゲーマーによる頂上対決などゲームを題材にしたオリジナルイベントを計画。企画コンセプトの立案からプログラムの策定、キャスティング、当日の動員と運営、広報・PR活動までをイベント連携という枠組みの中で協働していきます。これらは2026年度以降の学園祭(駒木祭)で実施することを予定しています。
学部・学科を超えたゲーム教育の展開は、授業内の演習・実習やゼミ活動だけにとどまらず、学生が主体的に取り組む課外活動にも広がりを見せています。本学ではゲーム関連の課外活動の支援とゲームを通じた学生間のコミュニケーション強化に向けて、ゲーム開発やeスポーツの実践及び実況を行うことができる体験型施設(ゲーミング/eスポーツLab)を設置し、2026年度からの本格運用を想定。このLabには、ハイスペックなゲーム機器を完備し、学生たちがオンラインゲームを通じて交流し、その魅力を存分に体験できる環境を提供します。
それぞれの学科に設置されている「ゲームコンテンツ論」「ゲームシナリオ論」「アニメーション制作」「3DCG制作」「イベント基礎演習」「広報・PR論」などのゲームに関連する選択科目は、他学科履修枠を活用することで、所属学科に関係なく受講することができます。(状況により一部科目の履修に制限がかかる場合があります)
各学科におけるゲーム教育の特徴と独自の取り組み、具体的な手法を紹介します。
ゲーム制作と映像制作を組み合わせた学びを通じて、クリエイティブな表現力と実践的なスキルを養います。企画・デザイン・プログラミング(Unity、Unreal Engine)の基礎を身につけながら、オリジナルゲームの制作に挑戦(演習・実習)。また、ゲーム配信や動画コンテンツの制作にも力を入れており、専門ゼミナールでは3Dモデル制作や動画制作方法を学びながら、デジタルコンテンツを発信する力を高めることができる点も本学科の大きな特長です。
2025年にスタートしたゲームビジネスコースでは、ゲーム業界の仕組みやゲーム開発の実態について、「経営(マネジメント)」や「プロデュース」という視点から学びます。コース主幹は、長年バンダイナムコでゲーム開発に携わってきた坂上陽三教授です。坂上ゼミでは、ゲーム開発(演習・実習)やイベント運営(専門ゼミナール)などを通じて、実践的な知識とスキル、そして論理的な思考力や感性を身につけることができます。
ゲーム業界を目指す学生に向けて、映像制作・シナリオ制作・イベント制作などの授業を提供しています。特にマーケティングやデジタル技術に関する講義が充実しているのが魅力。演習実習では、企画発案・制作、撮影、演出、編集方法を基礎から学び、ライブ配信を行うなど、メディアおよびコンテンツ制作に関する幅広い知識と技術を学ぶことが可能です。また、学外活動や自治体との共同プロジェクトを通じて、ゲーム業界への就職基盤となる「メディアミックスの実践的な経験」を積むことができます。