メディアコミュニケーション学部
こどもコミュニケーション学科
幼稚園教諭免許(教育職員免許法に基づく免許)は、幼稚園の教員として働くために必要な資格です。本学では、幼稚園教諭一種免許状を取得することができます。また認定こども園に勤務する「保育教諭」には、原則として保育士資格と幼稚園教諭免許の両方が必要となります。同免許を取得するため、定められた科目を学び、4年次には「教育実習(幼稚園)」に取り組みます。
幼稚園または幼保連携型認定こども園(幼稚園型)での教育実習を15日間行う。教職課程での学びを実際の教育の場で経験し、教育の意義について理解を深め、教員としてのあり方を学ぶ。
①幼稚園や幼保連携型認定こども園の役割や機能を理解する
②幼稚園教諭・保育教諭としての職業倫理について理解する
③子どもの発達理解を深め、教師としての資質能力を高める
幼稚園教育実習は、観察・参加(部分実習)・責任実習という方法で教育実践に関わり、将来教員になるための知識や技術を磨き、自分の適性や課題を自覚する機会である。
事前学習では教育実習生として学ぶ態度や責任について理解し実習への意欲を高めることを目指す。
事後学習では体験を丁寧にふり返り、教員免許取得までにさらに習得すべき技能や知識等を理解し、自己努力を続ける態度を養うこと修得する。
15日間で年少・年中・年長さんのさまざまなクラスを担当しました。子どもたちの登園から降園まで活動に加わり、一日の生活の流れを覚えました。毎日の日課では、子どもとのコミュニケーションを大切に行うことを心がけました。部分実習では、自分の特技のなわとびやブレイクダンスを活動に取り入れ、子どもたちに体験してもらいました。子どもたちの反応も良く、先生方も盛り上げてくださったので、楽しい部分実習となりました。実習を通して精神的に成長し、冷静に対処できるようになったと思います。(I.K.さん)
実習を通して学んだのは、それぞれの子どもと状況に合わせた言葉 がけと援助を行うことの難しさ。でも、それができるからこそ 子ども たちとの信頼関係が築けることを実感しました。そしてもうひとつ の気づきは、子どもと向き合って全力で遊び、楽しい気持ちを共有することの大切さ。自分で計画を立てて行う 「責任実習」の 活動では、遊んでいるときだけでなく次の日になっても「楽しかった」 と言ってもらえて、楽しさが心に残っていくことを知りました。(K.N.さん)
学生と実習施設の架け橋となるのが「こどもコミュニケーション実習センター」です。体験学習や実習にあたって必要な事務手続きをサポートし、先生と学生の連絡、実習先との連絡・調整、依頼状など書類の作成業務を行います。
保育士の資格・経験を持つ職員からは、実務経験をもとにしたアドバイスも受けられます。