江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行い、最も優秀な論文が選考されます。

2025年度 優秀論文

経営社会学科最優秀論文 明坂 匠馬さん(伊藤彬ゼミ)
「教員不足の要因 ―教員養成課程学生の観点から―」

<論文概要>
本研究は、教員不足の要因を教員養成課程学生の観点から明らかにすることを目的とした。江戸川大学に在籍する教員養成課程学生を対象にアンケート調査を実施し、教員志望度、教職課程履修の動機、教員を志望しない理由、教員不足に対する意識について分析した。その結果、教員を志望する学生は全体の半数未満であり、他にやりたい職業の存在や労働時間の長さ、給与水準への不安が教員志望を低下させる主な要因であることが明らかになった。一方、多くの学生が教員不足の改善の必要性を認識しており、労働環境や待遇の改善が教員不足解消に不可欠であると考えていることが示された。

<選考のポイント>
本論文は教員不足という社会課題に対して教職課程を履修する本学学生へのアンケート調査を中心に調査分析した意義のある論文である。教員の労働時間や給与面などの待遇に関する不安が、大学生の教員へ志望意欲を減少させているのではないかと仮説を多面的に検証した秀作である。経営社会学科の全教員による討議の結果、最優秀論文として今般選出された。今後も研究を継続していただきたい。