角田 陽一郎

マス・コミュニケーション学科 教授
修士(文学)

東京大学文学部西洋史学科卒業後、1994年に東京放送(TBSテレビ)に入社。「さんまのスーパーからくりTV」 「中居正広の金曜日のスマたちへ」「EXILE魂」「オトナの!」など、数多くのバラエティ番組を担当。映画監督やネット動画配信会社の設立、音楽フェスティバルの開催、アプリの制作、舞台演出も行い、2016年12月TBSを退社。フリーのバラエティプロデューサーとして多種多様なメディアビジネスにも携わる。

研究分野:社会科学・社会学
専門分野:コミュニケーション・情報・ メディア


近年、インターネットの普及やライフスタイルの変化によりマスコミュニケーションのあり方が従来から多様な変化を遂げて久しく、特にここ30年のテレビのバラエティ番組はそんな時代の変化を如実に体現しており、娯楽要素としても文化要素としてもビジネスモデルとしても大きな変容を遂げ、さらなる変容の必要性にもせまられています。
そこでテレビの中のバラエティ番組というジャンルに立ち返り、番組制作のオペレーティングシステムや演出効果の仕組みの再検証を行なっています。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


番組の作り方=番組プロデュース学を基礎から学ぶことが今やビジネスやライフスタイルに一役買うのではないでしょうか?
例えば、番組を形にするのには、どんなことをやりたいか?誰と一緒にやりたいか?どんな場所でやりたいか?規模は?予算は?・・・等の要件を具体的に企画に落とし込む必要があります。
【プロデュース(制作)】このスキルを身につけることは楽しくもあり、またあらゆる職業に応用が効きます。

研究テーマ


テレビのバラエティ番組の“制作過程=プロデュース”と“演出効果=ディレクション”の違いを明確化して比較検討することで、既存のメディア研究やカルチュラル・スタディーズでは見えて来なかった現在のバラエティ番組に内在する特異点、問題点を研究しています。

最近の研究活動


現在のデジタルコンテンツやソーシャルメディアの状況を検証しつつ、テレビ制作現場の実践的な企画・撮影・演出・編集方法を基礎から研究しながら、21世紀の情報の世紀の中で、今どのような思考方法・ライフスタイル・ビジネススキルが求められているのかを多方面から解析しています。

担当科目


テレビ番組制作基礎I・II、バラエティ番組論I・II、マスコミュニケーション演習・実習F、マスコミ学基礎、マスコミ学応用、マスコミ総合B・C、専門ゼミナール

趣味


映画、音楽、演劇、読書、旅等、あらゆるヒトモノコトとの出会い