江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行います。

2020年度 優秀論文

菅原 栞那さん
「K-POPの日本プロモーション戦略 ~ 韓流ブームの歴史と韓国3大芸能事務所に対する考察を通して ~」


<論文概要>
韓流ブームを代表するK-POPアイドルが、なぜ日本で愛され成功を収めているのか、その要因を韓国芸能事務所が推し進めているプロモーション戦略の観点から考察した。K-POPアイドルは、常に海外戦略を視野に入れ、歌詞やメロディーなどの楽曲を巧みに計算するだけではなく、アイドル自身が、進出国の言語や文化習慣などを熟知するなど、多面的な対応能力を有していることが成功の大きな要因であることが明らかとなった。

<選考のポイント>
単に専門書を通読したに留まらず、研究者の学術論文にまで文献調査の範囲を広げ、膨大な情報に目を通した上で緻密な分析を行った点は高く評価できる。論文構成のルールを忠実に守り情報を体系化したことで仮説に対する検証結果も明確となっている。J-POPのプロモーション戦略に対する示唆を含めた点も評価できる。

「K-POPの日本プロモーション戦略 ~ 韓流ブームの歴史と韓国3大芸能事務所に対する考察を通して ~」