江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。

2025年度 卒業論文

「画像生成AIを使用した英語教育サポートシステムの開発と教育方法の提案 ~語順整序問題に着目して~」橋爪 里一さん(上西ゼミ)

<論文概要>
画像生成AIを英語学習に活用した教育支援システムを開発し、その有効性と実用性を授業実践を通して検証した。近年、日本の英語教育では文法指導が軽視されているが、語順整序問題は文構造の理解に有効とされており、本研究ではこれに画像生成AIを組み合わせることで、文法学習における視覚的支援の可能性を検討した。開発したシステムは、ブラウザ上で語順整序問題を提示し、学習者が並び替えて完成させた英文の内容から、Stable Diffusionを用いて画像を生成する。誤答時には正しいイメージと異なる画像が生成されるため、学習者は視覚的な違いから自ら誤りに気づくことが期待される。また、生成処理はローカル環境で行い、授業中の利用に耐える応答速度を確保した。システムは、大学での授業にて実践的に評価した。その結果、操作性に関しては概ね高い評価が得られ、画像が英文の意味理解を助けたとする回答が得られた。一方で、画像生成AIが誤った語順を正確に反映できず、正答と誤答で大きな差が生まれないケースが多く見られたことから、誤りへの視覚的フィードバックという本研究の主要な狙いには課題が残った。

<選考のポイント>
本研究では、AI技術を用いた英語教育のための新しいシステム開発を独自に行い、また実際の授業にて実践的にシステムを評価したものである。先進的なアイデアゆえ、教育的観点からは改善点が浮き彫りになったものの、AIを英語教育にて活用するアイデアと、ローカル生成AIにより応答速度の最適化を図るという技術的先進性が優れていると認められる。

「生成AIの可能性についての試み ーWebサイトの構築・公開支援およびそのレスポンスー」我妻 凜太郎さん(詹ゼミ)

<論文概要>
本卒論は、生成AIが急速に発展・社会全体に浸透した2025年に、『Apex Legends』強さのチェッカーのWeb構築・公開・マーケティング戦略の全過程、生成AIの可能性についてのケーススタディである。人気ゲームおよび強さを数値化できるという二つの特徴を持つコンテンツは、我妻くんの独自の発想でした。生成AIをコーディングの『ツール』から、入力フォーム画像デザインの改善、クラウドDBの提案、マーケティング戦略のDMなど、生成AIが『パートナー』としてのプロセスの詳細を提示した。成果として、6万超のレビュー数を達成できた。

<選考のポイント>
我妻くんは制作に興味を持ち、特に動画制作について実績を築いてきた。制作の流れとバランス、一つひとつのフェーズに、明晰なロジックの元に的確に対応できた。また、自分の長所と短所を客観的に認識して、周りの意見などを常に迅速に行動に移す。発表用のスライドの画像およびレイアウトを巧みに使いこなせ、プレゼンも丁寧に練習し、準備した。やるべきことに対する責任の強さを感じさせる。