詹 萍

情報文化学科 教授
社会工学博士

中国上海の出身、中国の大学院を経て、筑波大学の社会工学の5年一貫性の博士課程を終了後、同大学の社会人向けの大学院に勤めました。1997年に江戸川大学に着任し、教育の仕事をしながら、自分の専門分野である数理計画の理論研究を中心に、絶えずにやってきました。その研究成果は国際論文誌を中心に発表してきた。また、最近、国際学会のレビューの仕事も増えています。自由なスタイルで研究するのは好きです。

研究分野:社会・安全システム科学
専門分野:経営工学、数理計画


経営及び経済などの問題、例えば、利益の最大化、費用の最小化、公平、満足度、耐戦略性の割り当てなど、数学公式にまとめて、効率的に解く方法(アルゴリズム)を提案します。その方法の正当性、最適解かどうかを証明する理論構造と合わせて研究してきました。ときに、実際にコンピュータプログラミングを組み、数値実験することもあります。

専門分野の魅力・学ぶ上で大事なこと


理論と応用の両方の面を持ち、また、情報や計算機科学など様々な分野にも関わります。自分の得意な分野と興味に合わせて進められます。学ぶに関しては、問題の特徴を時間かけて正しく理解し、より深く問い続けることです。

研究テーマ


例えば、需要を満たすように生産コストと在庫コストを考慮し、さらに外注(アウトソーシング)の要素も加えて、製品の数を如何に配分するかというモデルに注目し、効率の計算方法(アルゴリズム)を提案し、プログラミングによる数値実験も行いました。さらに、整数性の理論条件も研究しました。

最近の研究活動


資源が人の選好によって、如何に偏りのないように公平、選好優先(効率)に割り当てるか、そのメカニズムの理論や応用範囲の拡張などを研究しています。また、離散数学の応用、組み合わせ最適化の基礎理論にも取り組んでいます。学外研究者らとの共同研究を含む研究成果を国際論文誌の掲載、国際学会での発表など、精力的にやっています。

担当科目


アルゴリズム、データサイエンス応用、ロジカルシンキング、ロジスティクスとERP、プログラミング基礎、コンピューターグラフィックス、3DCG制作、情報文化基礎、情報文化演習、情報文化実習、基礎ゼミナール、専門ゼミナール、卒業研究

趣味


テレビで放送されているニュースや映画はできるだけ英語(特にイギリス英語)で楽しんでいます。文系理系関係なく、短い、クリテッカル的な表現(日本語、英語)に出会うと、いつも感動します。最近、中国の大学院の同期のWeChatグループに加入し、世界中に散らばり、活躍している方々の短い、ヒューモラスなチャットを楽しんでいます。