江戸川大学では、3年次に所属したゼミナールで専門研究を行い、4年次には卒業論文を執筆します。各ゼミの指導教員は卒業論文のうち優秀な論文を優秀論文として推薦します。優秀論文発表会では、優秀論文を執筆した学生がプレゼンテーションを行い、最も優秀な論文が選考されます。

2022年度 優秀論文

経営社会学科最優秀論文 真野 美香さん(安田ゼミ)
「『きもの』は若者にどのくらい需要があるのか」

<論文概要>
現代の生活様式では、若者が「きもの」を着る機会は極めて少ない。どうすれば若者は「きもの」を着るようになるのか?本研究では若者が「きもの」を着ない理由をアンケート調査から探った。この結果、「きもの」に対する誤解や認識不足が若者の間に浸透していることが判明した。これらの阻害要因を解決するために、様々な機会を通じて「きもの」の着用経験を増やすことや、業界の古い体質を改善していくことの必要性を提言した。

<選考のポイント>
現代の生活様式において、「きもの」は特別な着物である、という先入観を打破するには何をなすべきか?普段から「きもの」を着ている筆者には、「きもの」に対する思い入れが存在した。本論文は若者が「きもの」に抱く価値観を破壊する筆者の試みでもある。頑強なevidenceに基づく筆者の主張が評価され、最優秀論文に選出された。