社会学部
人間心理学科
心理学に関する基礎的な用語から、調査・研究手法、人間・社会に関わる専門的な研究まで。
人間の心に対する、科学的なアプローチ方法を学びます。
基礎ゼミナールA・B、心理学統計法、心理学概論A・Bなどの必修科目で心理学の基礎や専門知識を修得します。
心理学研究法、社会心理学I・II、臨床心理学概論、心理学実験Iなどの必修科目で心理学の基礎を固めます。各コースに関連した専門科目を興味・関心に応じて履修し、3年次に選択・専攻するコースを探ります。
所属する専門ゼミナール※を選択します。専門知識を身につけながら、自身の研究テーマを探ります。
※各専門ゼミナールには履修人数の制限があるため選抜が行われる可能性があります。
心理学の学習・研究のベースとなり、大学での幅広い学びにも活用できるスキルを学びます。図書館やインターネットを利用して文献資料を検索し、集められた資料を分析的に読み解いて、ものごとをより深く理解するための手法を学ぶほか、実験・調査の成果をまとめるレポート作成も行います。
心理学にはさまざまな分野があり、研究の対象や分析方法ごとに適した実験・検査法が採られています。その基本を学ぶのが、2年次の学習の中心となる「心理学実験I・II」です。実験・検査を正しく実施し、科学的で信頼性の高いデータを採取するための知識と技術を修得します。
各ゼミを担当する先生の専門分野について基礎的な知識を身につけるとともに、自分自身の研究テーマを探します。ゼミで扱われる分野のテキストを読み、発表とディスカッションを重ねます。「演習・実習」で学んだ基礎をもとに、専門的な研究に必要な調査・実験方法も学びます。
自分自身の研究テーマに基づいて卒業研究と論文の執筆に取り組みます。研究の起点となる論文講読や先行研究の分析、あるいは実験によるデータ収集・解析、そして論文執筆は、講義時間だけでなく、自分自身の研究として取り組むことが必要です。
卒業論文の紹介
心理学は「心と行動のしくみ」を科学的・客観的に探究する学問です。
古来より「心とは何か」という問いかけはありましたが、その答は直感や主観に頼ったものでした。心を科学の対象として扱い、心理学が生まれたのは19世紀後半ですから、人類の歴史から考えるとごく最近のことですが、現代の心理学は幅広い分野におよんでいます。たとえば心の基本的な働きのしくみを探求する「基礎心理学」や、心がどのように成長・変化するのかを研究する「発達心理学」、心の病が生じる原因とその治療・支援方法について検討する「臨床心理学」、人と人との関わり合いに関係する心のしくみを探る「社会心理学」などがあります。
人間心理学科では、心理学の各分野についてしっかりと基礎を学んだ上で、自らの興味や志向に合わせて専門分野を選択し、より高度な学習・研究に取り組むことができます。