
西条昇先生の演習・実習が印象に残っています。実際にエンタメ業界で活躍されている方に自分の考えた企画を発表する機会が何度もあり、日常の中で自分が考えている「面白い」をいかに形にできるか、人に伝えられるように企画にできるかを学びました。実際にフィードバックをもらったときには、普段自分が観客の時には気づかない仕組みや視点に気づかされるので、次々と興味を持って取り組むことができました。もともとエンターテインメント分野への興味関心は強く持っていたので、演習・実習を通して人の笑顔を支えるためのアイデアを広げることができ、ゼミの選択にもつながりました。
3年次の専門ゼミナールでは、浅草でのウォークイベントに取り組みました。西条昇先生の得意分野を前面に生かしたイベントで、一般からの参加者も応募しました。当日のスケジュールや浅草の下見、部屋の確保やホームページの作成、宣伝など、アイデアを形にするまでの過程を、先生からアドバイスを貰いつつ、ゼミ生で作り上げました。特に興味を持って私が取り組んだのは、参加者管理です。具体的には、当日参加してくださる方々の名簿作成や情報管理、当日の受付や座席確保など、イベントの運営をスムーズに行えるように事前準備に念入りに取り組みました。
専門ゼミナールでの活動を通して、言葉の伝え方(コミュニケーション)を学びました。ゼミナールでは自分のすでに知っている情報を全く知らない人へ伝えるためには、どんな言葉を使えばよいか、と考える場面がよくありました。自分が既に知っている情報を、何も知らない人、それもそれぞれがどんな見方をするかわからない人たちにどうやってゼロから理解させるか。思い通りに受け取ってもらえる時も、予想外の受け取り方をされた時も、それを想像しながら文章や言葉を選んでいる時間も、楽しみながらも成長につながったと思います。人に何かを伝えるためのコミュニケーション能力だけでなく、全く知らない人たちのことを考える想像力、気遣いも身についたと思います。ここで学んだことは、エンタメ作品や人・モノの魅力を不特定多数の人を含む、ヒトへと届ける際にとても生かせる力になると思っています。
エンターテインメントの中で、マネジメントについてもっと学びたいと思っています。マネジメントの根幹である「なんとかする」ための方法や考え方を広げることによって、人の魅力を最大限にアピールできたり、お客さんの一手先を読んだ気遣いができるスタッフとしてイベントに携われたり、エンタメに従事するうえで大事にしたいことを養えると思っています。また、現在考えている卒業論文では、人がなぜイベントに参加するのか、なぜライブに行くのかという、エンタメがある意義に繋がることを研究しようと思っています。エンタメを楽しむ人たちのために「なんとかする」にはどうしたら良いのかを、もっと考えることができると思っています。

メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科3年
I.A.さん
(2025年12月取材)