vol. 241 2026年3月6日

「環境学」「自然共生社会」の学びのおもしろさ

2年次の「演習・実習」での学修について

2年次の「演習・実習」で最も印象に残っているのは、長野県にある上高地を訪れたことです。1泊2日で行われたこちらの研修では、バードウォッチングや施設内散策を行いました。観光客として訪れただけでは決して見ることのできない視点で、大自然の中をレンジャーの方にご案内していただくという貴重な体験をしました。この研修で「自然」という学問の分野に興味を強く持ったことがきっかけで、環境学ゼミナールを選択するという意志を固めました。

3年次の「専門ゼミナール」について

3年次の専門ゼミナールで特に興味をもって取り組んだことは、自分自身とゆかりのある地を調査する「地域資源調査」です。この調査は自分の足で現地を歩き、地域の文化会館の資料室に赴いて文献調査をするというものでした。私は自分の育った場所を調査しましたが、10年以上住んでいる土地であっても知らない場所や歴史があったり、小中学生のころから馴染みのある場所を大人になった現在の視点で見てみたりした結果、新たな発見が多くありました。調査という目的で地域散策をしていましたが、童心に帰って探検をしているような気分にもなり、とても楽しいものでした。

現代社会学科の専門科目について

1年次前期の「観光まちづくり論(大塚良治先生)」の授業は、観光について初めて学んだ授業で、観光そのものやまちづくりに興味を持つきっかけとなりました。2年次前期の「観光地理学(土屋薫先生)」の授業は、国内のあらゆる観光資源について学ぶ科目で、各地の観光資源に関する知識がつき、自分の観光研究の大きな基礎となっています。そのほかフィールドワーク系の科目全般は現代社会学科の学びを深める上で大いに役立っており、普段の観光やまちあるきでも今までと違った視点で見られることもあります。

「環境学」「自然共生社会」というテーマの学びのおもしろさや魅力について

「自然共生社会」の学びのおもしろさは、自然と人間の関係性を知ることにより、毎日が発見の日々になるところであると考えます。自分が普段当たり前に踏みしめている大地に興味関心を持ったことはありませんでしたが、講義で自然環境について学んだことにより、大地が存在する意味や人間が共生するという必要性を考えるようになりました。当たり前の日常が学びの日常になり、発見の毎日になるというのは大変魅力的に感じます。

環境学に関わるトピックについて興味を持っているテーマ

現在私が興味を持っているテーマは「絶滅種」についてです。興味を持ったきっかけは、専門ゼミナールの授業内で自分の住んでいる市区町村の絶滅危惧種を検索したことです。絶滅種と聞くとトキであったり、ニホンオオカミであったりと大きな動物を連想する人が多いのではないかなと思います。しかし、千葉県のレッドリストを見てみると身近に生えていそうな植物が絶滅危惧種に仲間入りしているなど、意外な発見をすることができます。名もなき雑草と言われそうな存在であっても、もしかしたら日本で最後の一株かもしれないと考えることができるのです。このような、身近なものが実は貴重なものであるかもしれないと考えることができる「絶滅危惧」というテーマは大変興味深く、これから知識を深めて研究していきたいと考えています。

社会学部現代社会学科3年

S.N.さん

(2025年12月取材)