2025.11.14

メディアコミュニケーション学部情報文化学科の松尾由美准教授(専門分野:社会心理学、教育工学)が、茨城県小美玉市立美野里中学校で「スマホと私のちょうどいい距離~自分だけの『黄金バランス』を見つけよう~」というタイトルで講演を行いました。本講演は、文部科学省の「令和7年度外部講師を活用したがん教育等現代的な健康課題理解増進事業」の一環として、茨城県教育委員会主催により、中学1年生を対象に実施されました。
中学生は、講演前に松尾准教授が作成したワークシート「黄金バランス発見シート」を使って、スマホ利用で「得ている大切なもの(メリット)」と「失っている大切なもの(デメリット)」を客観的に可視化し、理想の睡眠時間を確保した上での理想の過ごし方について考え、自身の課題を明確にしました。講演当日は、松尾准教授が中学生の事前分析の結果を踏まえて「黄金バランス」を見つける重要性を解説し、単なる利用時間の確認に留まらず、よりよい利用に繋がる実践的な学びを提供しました。
参加した中学生からは、「スマートフォンのメリット・デメリットについて改めて考えることができてよかった」「スマートフォンを上手に活用できるように考えたい」といった、主体的な行動変容への意欲を示す感想が寄せられました。また、学校の先生方からは、「生徒たちはスマートフォンを上手に活用し、理想的な1日を過ごすためにどのような工夫ができるかについて、深く考える貴重な時間となりました」との高い評価をいただきました。
