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2025.07.02

現代社会学科・佐藤秀樹ゼミナールが道の駅と援農体験を通じて地域づくりの現場を学ぶ「手賀沼フィールド研修」を実施

お世話になった農家の方と記念撮影

社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動、農業・農村開発協力)の専門ゼミナールに所属する3年生が、6月29日(日)に千葉県柏市にある「道の駅しょうなん」と周辺の体験農園を訪問し、地域資源を活用したまちづくりについて学ぶフィールド研修に参加しました。

本研修は、「道の駅しょうなん」を拠点として展開されている「手賀沼アグリビジネスパーク」の取り組みを学ぶことを目的として実施されました。地域住民との協働による「援農」体験を通じて、地域活性化および農業の持続可能性に対する理解を深めることをねらいとしています。

手賀沼アグリビジネスパーク事業は、2006年に策定された沼南地域整備方針に基づき、農業や観光を軸とした環境共生型の地域づくりを目指すプロジェクトです。2010年度以降、地域や農業者が主体となり、地産地消や六次産業化を推進する取り組みとして、収穫体験農園や農家レストランなどが展開されています。

当日は、道の駅内の会議室にて、関係者から手賀沼アグリビジネスパークの概要や地域における取り組みに関する講義が行われました。学生たちは、農業・観光・健康などを連携させた地域づくりの実践例に熱心に耳を傾け、質疑応答も活発に行われました。

講義の後、学生たちは無農薬栽培に取り組む農園を訪れ、ジャガイモの収穫およびネギの植え付けを体験しました。土に触れ、汗をかきながらの農作業を通じて、農業の現場や地域を支える仕事の重要性を肌で感じる貴重な学びの機会となりました。学生たちは、収穫したジャガイモをお土産として持ち帰り、農業への関心と感謝の気持ちを胸に帰路につきました。

佐藤秀樹ゼミナールでは、今後も地域との連携を通じた実践的な学びを重ね、学生の社会的感性と実行力を育む教育活動を展開していきます。

■学生の感想(抜粋)

  • ジャガイモの収穫が思った以上に重労働で、農家の方々の努力を実感しました。
  • ネギを1本ずつ丁寧に植える作業から、農作業の繊細さや工夫の必要性を学びました。
  • 自分が植えたネギが育っていくのが楽しみです。
  • 地域づくりは一人ではできない。多くの人の協力があって成り立つものだと感じました。

手賀沼アグリビジネスパーク事業に関する講義

ジャガイモ掘りの体験

ネギの苗植付け作業