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2025.06.27

経営社会学科・山田洋介ゼミナールで特別講義「クラウドファンディングの可能性とスタートアップのリアル」を実施

社会学部経営社会学科の山田洋介教授(専門分野:経営学、イノベーション・マネジメント)のゼミナールでは、6月20日(金)にREADYFOR株式会社の中込まどか氏を講師として招き、特別講義「クラウドファンディングの可能性とスタートアップのリアル」を行いました。

READYFOR株式会社は、日本のクラウドファンディングの草分けで、「みんなの想いを集め、社会を良くするお金の流れをつくる」をパーパスとして掲げる企業です。クラウドファンディングをはじめとする事業で「寄付・補助金」のインフラの役割を担い、市場原理では解決できない社会課題を解決するためのお金の流れをつくり、社会を良くしたいと思う取り組みの資金調達を数万件という単位でサポートしています。

講義では、中込氏よりクラウドファンディングの「購入型」「寄付型」「金融型」の類型別事例紹介や、社会課題の解決手法に関するわかりやすい解説をいただきました。また、これから就職活動を迎える学生へ、インパクトスタートアップの草創期から勤めてきた自身の経験と実感のお話や、学生の就職活動に関する悩みに親身なアドバイスまでいただきました。

質疑応答では、学生からの「クラウドファンディングがうまくいく・いかないの分岐点はどこか」との質問に対し、「ターゲットの具体化や絞り込みが明確に出来ているかが重要です。この人です!と現実に存在するターゲットを1人連れてくることができるくらいに」など、ポイントを押さえた回答をいただきました。

■山田洋介教授のコメント
新規事業計画に取り組むゼミ生が資金集めを検討するときに、真っ先に浮かぶ方法が「クラウドファンディング」です。では、そのリアルはどうなのかを知る必要があると考え、READYFORの中込氏をお招きしました。潜在顧客獲得のプロセスで離脱を防ぎコンバージョンに導くためのコミュニケーションのポイントなど、普段の授業でも取り扱うトピックを現実世界での実践から解説していただき、学生の理解がとても深まり、非常に有意義な講義となりました。中込先生に心より感謝申し上げます。

中込まどか氏