2025.05.21
社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動、農業・農村開発協力)の専門ゼミナールに所属する3年生が、5月3日(土)および11日(日)に、流山市東部公民館近くに広がる「かがやきの森」の整備活動「かがやきの森再生プロジェクト」(主催:NPO法人コミュネット流山)に参加しました。この活動では、ビオトープの再生作業や自然観察、地域との意見交換などを通じて、地域と連携した環境保全に貢献することを目的としています。
5月3日(土)には、学生たちは長靴を履き、地域住民や地元の中学生とともに、ビオトープの泥出し作業に取り組みました。生態系の保全に向けたこの作業は、現場での協働を通じて自然と人との関わりを体感できる、貴重なフィールド学習の機会となりました。
続く5月11日(日)は、ビオトープ周辺の植物や昆虫などの生き物を採集・観察し、観察シートに記録しました。午後には、採集した生き物を確認しながら、「かがやきの森」やビオトープの今後の活用方法について意見交換。模造紙にまとめられた提案には、具体的な活用アイデアや課題への対応策が盛り込まれており、実現に向けた学生たちの意欲がうかがえる内容となりました。
学生からは、「自分の力で行動することでやりがいを感じた」「地域課題に自分たちの学びを活かせる可能性を考えるきっかけになった」といった感想が寄せられ、環境と社会との関係性を深く学ぶ機会となりました。
今後も佐藤秀樹ゼミでは、地域と連携しながら「かがやきの森」の持続的な再生と利活用に向けた取り組みに、継続して協力していく予定です。
ビオトープでの泥出し
ビオトープの活用方法について意見交換
かがやきの森で採取した生き物や植物と観察シート
ビオトープの観察