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2026.10.05

情報文化学科・松尾由美准教授が越谷市で教員研修「インターネットと人権」を実施

メディアコミュニケーション学部情報文化学科の松尾由美准教授(専門分野:社会心理学、教育工学)が、埼玉県越谷市内の小中学校2校で「インターネットと人権」をテーマに、夏季教員研修を実施しました。8月18日(火)には越谷市立平方中学校、8月26日(水)には越谷市立平方小学校で、それぞれ研修を行いました。

GIGAスクール構想により1人1台の端末が整備され、適切なインターネット利用に関する教育の重要性が一層高まっています。松尾准教授は講演内で、インターネット上で人権侵害に関わる問題がなぜ起こるのかについて、心理学的なメカニズムを背景に解説しました。

越谷市立平方小学校では、LINEグループへの投稿をめぐるトラブルを題材にした架空のケースを用い、登場人物それぞれの気持ちを推測するワークや、悪口以外の解決方法をグループで考えるワーク、インターネットと現実の違いを比較するワークなどに取り組みました。インターネットの特性(匿名性・不可視性)と子どもの発達的特徴(仲間集団への同調圧力)が重なることで、トラブルが深刻化しやすい点について、ミニ講義で解説しました。

越谷市立平方中学校では、オンラインゲームで知り合った相手と実際に会おうとする場面を題材にしたケースを用い、講義とワークをバランスよく組み合わせながら研修を行いました。中学生特有の心理的特徴(アイデンティティの模索や承認欲求の高まりなど)とインターネットの特性が重なることで生じるリスクについて、先生方と議論を深めました。

夏休み中の暑い時期での教員研修でしたが、参加した先生方からは「子どもたちにインターネットの利用を教えるだけでなく、大人自身も一緒に考えていく姿勢が大切だと気づかされました」といった感想が寄せられました。今回の研修は、先生方が最新の知見について学びを深めるとともに、今後の子どもたちへのインターネットに関する指導の在り方について改めて考えるきっかけとなりました。