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2026.02.06
マスコミ学科・本多悟ゼミの学生が「東京マガジンバンクカレッジ」主催イベントで雑誌制作成果を発表
1月31日(土)、東京都立多摩図書館にて開催された東京マガジンバンクカレッジ主催「『大学ゼミ×雑誌』成果発表会2026―雑誌を通じて社会を知ろう―」において、江戸川大学メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科本多悟ゼミナール4年生5名が、制作雑誌『あっちこっちば』の成果発表を行いました。
本発表会は、雑誌研究・雑誌制作に取り組む大学ゼミが一堂に会し、日頃の研究成果や制作物を発信する場として実施されたものです。当日は、専修大学文学部ジャーナリズム学科教授・植村八潮氏によるコーディネートのもと、株式会社オーバーラップ『はちみつコミックエッセイ』編集長・松田紀子氏による基調講演の後、各大学による発表が行われました。
本多ゼミは、「千葉県内の鉄道路線×○○で魅力再発見」をテーマに制作した64ページのオリジナル雑誌『あっちこっちば』について発表しました。『あっちこっちば』は、江戸川大学のオープンキャンパス来場者への配布を想定し、「車がなくても楽しめる千葉」をコンセプトに、鉄道路線ごとにテーマを設定して地域の魅力を紹介する地域密着型ガイドブックです。企画立案から取材交渉、撮影、原稿執筆、DTP作業、印刷・製本まで、すべて学生が主体となって行いました。
発表では、台割・ラフレイアウト作成の段階から、夏季休暇中の取材活動、入稿準備、PhotoshopやInDesignを用いたDTP作業、印刷・製本工程に至るまでの制作プロセスを具体的に報告しました。また、取材先へのアポイント取得の難しさやスケジュール管理の課題、チーム内での進行調整の重要性など、実践を通して得た学びや反省点についても率直に共有しました。
特に、メールだけでは取材交渉が進まないケースが多かったことや、写真撮影の技術的課題、進捗管理の難しさなど、制作現場で直面したリアルな課題を報告し、雑誌制作が単なるデザイン作業ではなく、企画力・交渉力・文章力・編集判断力を総合的に要するプロジェクトであることを発信しました。
『あっちこっちば』は「日本地域コンテンツ大賞2025」において、学生による地域メディア制作を評価・表彰するMIE(Magazine in Education)部門で最優秀賞を受賞しており、今回の発表は、その制作背景と教育的意義を学外に向けて発信する貴重な機会となりました。
発表後の全体講評では、松田氏から「『車がなくても楽しめる千葉』というコンセプトを表紙でもっと打ち出したほうがよかった」などの具体的なアドバイスがあり、学生にとっては自らの取り組みを客観的に振り返る貴重な経験となりました。
本多ゼミでは、出版実務経験を持つ本多悟教授の指導のもと、編集知識の習得と実践を通じて「一生使える編集力」を養うことを目標としています。今回の発表は、大学における編集教育の成果を社会に向けて示す機会となりました。
■中川由菜さん(ゼミ長、マス・コミュニケーション学科4年)のコメント
松田紀子さんから雑誌の講評をしていただいた際に、『あっちこっちば』は各企画の前置き説明が足りていないことを指摘されました。初めて読む読者にとっては、企画の内容をしっかり理解してから読むことができる配慮が必要であることに気づかされました。
■足尾葵さん(マス・コミュニケーション学科4年)のコメント
ゼミ誌に対して的確な講評をいただくことができ、良い学びの機会になったと感じました。また、他大学の成果発表を聞き多くの刺激を受けました。
■妻神実咲さん(マス・コミュニケーション学科4年)のコメント
雑誌への熱量が高い学生の発表が印象的で、なぜそこまで雑誌に魅力を感じているのかとても興味を持ちました。雑誌の需要は減少していると言われていますが、私自身も含め雑誌を好きな人はまだまだ多くいると実感しました。
■武田仁美さん(マス・コミュニケーション学科4年)のコメント
松田さんからの総評では、表紙へのアドバイスが非常に的確で深く納得しました。
■宮古侍音さん(マス・コミュニケーション学科4年)のコメント
成果発表会では、発想力や企画力など、ほかの発表者からたくさんの学びがありました。