2026.01.09

発表を行う小島啓翔さん
社会学部現代社会学科3年の小島啓翔さんが、12月21日(日)に立教大学にて開催されたインカレSDGsプロジェクト「2025 SDGs実践コンテスト」において、個別賞である「国際活動賞」を受賞しました。
インカレSDGsプロジェクトは、異世代・地域・学校連携型の学びを通じて、SDGsを「学ぶ」だけでなく「実践する」ことを目的とした教育・実践プラットフォームです。講義やフィールドワーク、発表会などを通じて、社会課題を自分事として捉え、行動につなげることを重視しています。「SDGs実践コンテスト」は、その成果発表の場として位置づけられ、全国の小・中・高校生、大学生がSDGsを切り口に、自らの実践や研究、地域・国際活動の成果を発表し、社会性・独創性・継続性などの観点から審査が行われました。
小島さんは「防災×SDGs ―原体験から始まった3つの実践 ~防災行動は、日常の関係性から生まれる~」と題した発表を行いました。熊本地震や豪雨災害を経験した自身の原体験を出発点に、「カンボジア農村部での植林活動・スタディツアーを通して体感した、日常的な助け合いの文化」「台湾の民間災害支援団体「慈済(ツーチー)」による石川県能登地震支援の現場でのボランティア活動および関係者へのインタビュー」「千葉県流山市における「単身者防災」をテーマとした地域実践への参加」という国内外3つの実践事例を比較・分析し、「防災行動は知識だけでは生まれず、日常的な関係性や仕組みが鍵になる」という視点を提示しました。特に、都市部で孤立しやすい単身者に着目し、自助・共助を軸とした防災教育の必要性を、SDGs11「住み続けられるまちづくりを」やSDGs3「すべての人に健康と福祉を」と結びつけて論じた点が高く評価され、今回の受賞につながりました。
■小島啓翔さんのコメント
今回の実践発表を通して、防災やSDGsについて自分なりに考え、行動する機会をいただきました。これまでの実践や発表を振り返る中で、まだ足りていない点や課題も多く見え、自分にとって大きな学びになったと感じています。今回得た気づきや反省を大切にしながら、今後も現場での活動や学びを重ね、自分なりのテーマをさらに深めていきたいです。
■佐藤秀樹准教授のコメント
小島さんの取り組みの特徴は、「原体験」と「社会課題」を丁寧につなぎ、実践として形にしている点にあります。防災を「特別な知識」ではなく、「日常の関係性」から捉え直す視点は、SDGs教育や地域づくりにおいても非常に示唆的です。今回の受賞は、学生自身の主体的な学びと、現場に根ざした実践の成果であり、心から嬉しく思います。