2025.11.20

社会学部現代社会学科の土屋薫教授(食文化・レジャー学ゼミナール)と佐藤秀樹准教授(環境学ゼミナール(くらしと地球環境))が、11月5日(水)から11月8日(土)にかけて、北海道函館市にて「現代社会専門研修」を実施し、学生15名が参加しました。
今回の研修テーマは「歩いて・見て・聞いて・つくって学ぶ、函館の「地域の魅力」発見ツアー」。観光名所だけではなく、地域に根づく本当の魅力を学生自身が探り、発信する実践型プログラムです。
初日は、函館でまちあるきガイドとして活動している土田尚史氏から、函館の歴史や文化の伝え方について学びました。その後、学生たちはそれぞれの探究テーマに沿って「文化・観光」「インバウンド」「民俗学・文化人類学」「環境・SDGs」「まちあるき」の5つのグループに分かれ、本格的なフィールドワークに取り組みました。
五稜郭、元町、赤レンガ倉庫といった定番の観光スポットはもちろん、路地の暮らし、地域の方々との小さな会話、海や山の自然など、現地を実際に歩かなければ気づくことのできない発見が数多くありました。食の体験も印象的で、朝市の海鮮やご当地バーガーなど、「函館ならではのおいしさ」も学生の大きな楽しみの一つとなり、各日2万歩を超える調査を支える力になりました。
最終日には、各グループが「自分たちが感じた函館の魅力をどう伝えるか」をテーマに、集めた素材を編集し、ナレーションを加えた短編動画を制作・発表しました。
これらの動画は後日ブラッシュアップされ、食文化・レジャー学ゼミナールが取り組む「オンラインまちあるき」プログラムの教材として学会にて報告されるほか、今後の教育にも活用される予定です。
「歩くことで地域が見えてくる」「地域の魅力を自分の言葉で伝える」という、現代社会学科ならではの体験からの学びを深める、3泊4日の充実した研修となりました。

函館まちあるきガイド・土田尚史氏による講義

函館市地域交流まちづくりセンター

五稜郭公園

函館朝市どんぶり横丁市場

函館山からの夜景

元町公園からの夜景

2025年9月6日(土)に除幕式が行われたフォトスポット「HAKODATEモニュメント」

多彩な函館グルメ