2025.09.18
江戸川大学では、博物館や美術館などで専門的職員として働くために必要な資格「学芸員」の養成課程が設置されており、2026年度には全学科で学芸員養成課程の設置ができるよう申請を予定しています。
学芸員養成課程では、学芸員の資格取得を目指す学生が授業での学びを披露する場として、学園祭などのイベントで企画展示を行っていましたが、新たに総合情報図書館の3階に常設展示場「江戸川大学ミュージアム」を設置しました。
メディアコミュニケーション学部こどもコミュニケーション学科の中島金太郎講師(専門分野:博物館学史、歴史考古学)が担当する科目「博物館学実習I・II」を履修する学生たちが中心となって企画・設置・運営を行い、年間で2~3回の展示替えを予定しています。
記念すべき第1回の「時をかける刀剣伝・再演」は、2024年の学園祭で好評だった企画展「時をかける刀剣伝」を再構成したもので、説明パネルや展示角度などにこだわって展示されています。
■企画展:時をかける刀剣伝・再演
■会場:総合情報図書館3階
■会期:2025年8月22日(金)~11月3日(月・祝)
※総合情報図書館の開館時間に準ずる
■主な展示資料:模造刀、刀剣の鍔、刀剣の手入れ道具他
■中島金太郎講師のコメント
学芸員は、博物館における収集、保存、調査研究、展示、教育普及等に携わる専門職員で、学芸員として働くためには収集や展示など博物館に関する経験が欠かせません。本学には大学博物館が無く、学生に展示経験をさせる機会が少なかったのですが、このたび総合情報図書館に展示スペースとケースをご設置いただき、大変感謝しております。本展示は、学生の能力涵養と共に、教員の研究成果の公表の場になることも想定しており、今後は前期と後期に各1回の展示替えを基本とし、その他随時企画展示を開催する予定です。学生・教職員の皆様はもちろん、総合情報図書館を訪れる一般の方々にもご観覧いただけますと幸いです。
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