年度を選択

2018.03.20

現代社会学科・斗鬼正一教授の解説記事が『毎日新聞』に掲載

社会学部現代社会学科・斗鬼正一教授(文化人類学・民俗学コース担当)のエスカレーターのマナーに関する解説記事が、『毎日新聞』(2018 年 3 月 14 日付大阪本社版)に掲載されました。
大阪ではエスカレーターの左側を空けますが、きっかけとなったのは大阪万博(万国博覧会)を控えた経済高度成長期の阪急梅田駅での呼びかけです。東京で見られるようになったのはバブル経済で「行け行けどんどん」の1980 年代末ですし、そもそも世界初と思われるロンドンでも、第二次世界大戦の戦時体制下に呼びかけられたのです。
斗鬼教授は、片側空けは思いやりのマナーどころではなく、効率、経済、軍事最優先という「強者の論理に支配されていた時代」が生み出してしまった問題ありのマナーなのだと指摘しています。

斗鬼正一教授

このページを共有