vol. 148 2021年2月12日

諦めず努力し、継続する大切さを学ぶ。

東京都による「ファミリー eルール講座」内で実施され、中高生がインターネットやスマホの適切な利用法について話し合う「大学生と考えるグループワーク」に、ファシリテーターとして参加しました。

ボランティアとして参加することになったきっかけは?

元々高校生の頃に生徒会役委員副会長を務めており、朝正門の前に立ち地域の方々や生徒に向けた挨拶活動の実施や、平成28年に流山市議会にて行われた「高校生議会」と呼ばれる議会に参加したりしていました。
昔から自分に自信がなく積極的とはいえず誰かの陰に隠れ生きていきましたが、そんな自分が嫌になり自分なりに何かできないかと考えたとき、「誰かのために力になりたい」「人を幸せにしたい」という思いからでした。2年生の前期の授業に情報モラルを学ぶ「情報社会と職業」という授業があり、玉田和恵教授がこのボランティアの参加生徒を探していたため友人と一緒に参加に至りました。大学生活では学生リーダーを務め学校行事に携わりサークル活動なども通し先輩や後輩、先生方とのコミュニケーションも大切にして様々な活動を行っていきました。

大学生活の中で、ファシリテーターを務めるにあたって役立ったことは?

コミュニケーションの向上です。ボランティアの行き先での対象者は主に自分よりも若い学生たちで、男女問わず様々な性格の学生たちと共にグループディスカッションを行う必要があったため、サークルや学生リーダーの活動で上下関係のコミュニケーションを学びました。

ファシリテーターを務めるなかで感じた「難しさ」は?

準備はしていたもののやはり、コミュニケーションには苦労しました。ボランティア参加数は各大学含め、恐らくトップクラスでしたが、学校それぞれの色や生徒一人一人の性格はもちろん様々なのでテーマは同じことを繰り返していても生徒への対応はその場で考える必要があったため上手くいかない時もありました。また今年2020年では「zoom」を使ったリモートでの参加でしたのでタイムラグなども起きるため生徒の表情や反応を受けとることは非常に難しかったです。

ボランティア経験を通して「発見したこと」は?

何か一つのことでも諦めず努力し継続することの大切さを知ることができました。もともとは養成講座を受け学校から1回のみの参加といわれていましたが、私はこのような素晴らし活動を1回限りのものにしていいのかと、考え勝手ながら活動を続けました。
この活動では様々な大学の生徒も参加しているため、お互いの大学について話したりグループワークについて話しをしたり私にとってはとても楽しく意味のある活動でした。しかし、共に活動してきた友人も一度限りになってしまい他大学で知り合った学生や先輩方も卒業していく中、誰がこの活動を継続して次の世代に受け継いでいくのかと考えた時に、私がその中心になるんだと決めました。約3年間この活動を一人続けていくことはとても大変でしたが、人とのコミュニケーションや人前に立つ勇気などたくさんのことを学ぶことができました。背景には色々な方からの支援もあったからでこそここまで続けてこられたのかと思います。多く学校の先生方から講義の後お褒めの言葉をいただき「また来てほしい」との声もたくさん頂けました。
今、人前で話すことが苦手な方がいたり、自分が得意とするものがなく迷っている方がいるのではあれば多くのことは出来なくても何か一つのことを全力で取り組んでほしいと思います。

今後挑戦してみたいボランティアや社会貢献活動は?

夢に過ぎないと思いますが、いつしか戻ってこられるのであればまた東京都ファミリーeルールの活動を今度は大学生を育成したり、メイン講師を務めてみたいです。

メディアコミュニケーション学部 情報文化学科 4年

I.A.さん

(株)アミューズ内定

(2021年1月取材)