vol. 2 2015年4月1日

さらに知識を深め、研究を続ける。確かな基礎力が身につきました。

卒業論文の執筆は、在学中に最も力を入れて取り組んだことの一つでした。関心を持った分野が先生の研究テーマと類似していたため特に多くのご指導をいただき、より詳しく学ぶことができましたし、執筆中に得た知識は、後になって改めて役立つものでした。
大学卒業後は、大学院に進学。臨床心理学についての勉強を続けながら、医療現場や教育現場などで実習を重ねました。患者様と実際にお話しさせていただく機会や、心理検査の実施および採点、あるいは面接の陪席などを通して、臨床心理士のさまざまな業務を学びました。

研究が専門的になり英語文献を読む機会が増えるにつれ、大学在学時から英語の資料に触れていた経験が生きました。また統計の知識とスキルは修士論文の執筆に、臨床心理学などの知識は、患者様の心を理解するために役立つものでした。

その後、大学院を修了し臨床心理士の資格試験にも合格。現在は、アルコール依存症の治療などにも取り組む精神科の病院に勤務しています。人間心理学科の先生方からていねいな指導を受け、また良い友人と出会えたこと、そして現在に繋がる知識とスキルが身につけられたことは、江戸川大学での大きな成果でした。

社会学部 人間心理学科 2010年3月卒業

J.K.さん

臨床心理士

 

(2012年度取材)