2026.05.07
社会学部人間心理学科の浅岡章一教授(専門分野:実験心理学、睡眠学)・西村律子准教授(専門分野:認知心理学、睡眠心理学)らが執筆した論文が日本睡眠学会の機関誌である国際誌「Sleep and Biological Rhythms」に掲載されました。
この研究は、浅岡教授、西村准教授が愛知淑徳大学の平島太郎准教授とともに進めている共同研究プロジェクトの一部であり、浅岡ゼミ・西村ゼミの合同研究として実施されました。
今回、掲載された論文は、内受容感覚の正確性の指標として、自分の心拍を正しく認識できているかを確認する課題(心拍カウント課題)の成績を用い、それが徹夜による眠気の増大とどのように関わるかを検討したものです。
その結果、徹夜により内受容感覚の正確性が大きく変わることはありませんでしたが、深夜の主観的眠気の増大が顕著な参加者では内受容感覚が不正確になっているという事を確認しました。
これは、眠気の主観的評価に内受容感覚の不正確性が関わっている事を示唆しており、眠気の感受性に関する個人差の背景となるメカニズムの解明に貢献するものと考えられます。
なお本論文は、論文の第3著者となっている2024年度人間心理学科卒業生の平賀伸さん(浅岡ゼミ)の卒業研究をベースに、それを浅岡教授が中心となって本文を英語化するとともに追加での執筆および解析を行ったものです。また、本プロジェクトは、科学研究費補助金(基盤研究C23K02834 研究代表者: 浅岡章一)の補助を受けています。