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2026.04.06

学芸員養成課程が下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館で博物館実習を実施

博物館学芸員資格取得を目指す学生4名が、3月26日(木)から30日(月)にかけて、長野県の下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館で博物館実習を行いました。

学芸員資格の取得に関する法定科目「博物館実習」は、見学実習、学内実習、館園実習から構成されており、今回の実習は館園実習に該当します。本学と下諏訪町は、2026年2月1日に連携協定を締結し、今回の実習は本協定に基づいて実施されたものです。

実習初日の26日(木)は、同館の太田博人学芸員より収蔵庫を含めた館内の案内を受け、その後、同館が収蔵する島木赤彦、今井邦子関連の歌集、および赤彦関連の掛軸の調査実習を開始しました。太田学芸員からは、各種資料の取り扱い方、調査カードや保存用封筒の記入方法についてご指導いただきました。

27日(金)は、午前中に調査実習を継続して行い、午後は本学名誉教授の髙橋克先生による赤彦関連史跡の見学研修を行いました。3月27日は赤彦が逝去した命日にあたり、毎年下諏訪町では「赤彦忌」を開催しています。本年は、27日から29日にかけて赤彦の旧居である「柿蔭山房」の公開と、文学散歩を実施しており、見学研修の一環として柿蔭山房や赤彦歌碑等の見学を行いました。

28日(土)も調査実習を継続して行い、歌集62件、掛軸11巻の調査カード作成(計測、解読含む)と写真撮影を行いました。午後からは、翌日に実施する「久保田俊彦生誕百五十年・島木赤彦没後百年記念事業」の準備として、イベント設営および赤彦の弟子であった藤沢古實関連資料の展示作業を行いました。

29日(日)は、「久保田俊彦生誕百五十年・島木赤彦没後百年記念事業」として、第一回島木赤彦短歌賞、第二十八回島木赤彦文学賞、第二十六回島木赤彦文学新人賞、および記念講演が予定されており、実習の一環としてイベント運営の補助を体験しました。

最終日の30日(月)は、下諏訪町立諏訪湖博物館・赤彦記念館の近隣に所在する諏訪大社および同宝物殿の見学研修を行い、すべての実習を終了しました。

本実習を通して、参加学生は資料の調査、保管、展示の流れを学習することができました。また、博物館の教育普及活動としての式典や講演会の会場設営や運営の経験も含め、学芸員として勤務するにあたっての実践的な経験を積むことができました。なお、本実習で調査した資料のデータは、今後参加学生が整理作業を行い、同館の資料管理に役立てられる予定です。

調査カードや保存封筒の記入指導

調査カードの作成

<参考リンク>