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2026.03.17

現代社会学科3年の小島啓翔さんが日本環境教育学会関東支部大会で研究発表

発表を行う小島啓翔さん

社会学部現代社会学科3年の小島啓翔さんが、3月14日(土)に学習院大学にて開催された一般社団法人日本環境教育学会第20回関東支部大会において、研究発表を行いました。

小島さんは「防災教育の再検討―知識中心型から関係性の視点へ―」をテーマに発表し、都市部における単身世帯の増加や近隣関係の希薄化を背景として、従来の知識中心型の防災教育では、初動行動につながりにくい可能性があることを指摘しました。また、千葉県流山市で実施されている「防災まちづくりプロジェクト」への参与観察を通して、知識の習得だけでなく、地域における関係性の形成や共助の仕組みづくりが、防災行動を支える重要な要素となることを考察しました。

■小島啓翔さんのコメント
今回の発表では、防災教育を「知識」だけでなく、「人とのつながり」という視点から捉え直すことの重要性について考察しました。研究を進める中で、災害時の初動行動には地域での関係性や相互認知が大きく影響することを実感しました。また、こうした初動行動が円滑に行われるためには、日頃から地域の中でどのように関係性を築いていくのかを考えることが重要であると感じました。

今回の発表を通して多くの研究者の方々から貴重なご意見をいただくことができ、大変勉強になりました。また、学会での発表は初めての経験でもあり、研究内容を限られた時間の中でわかりやすく伝えることの難しさも実感しました。今後は、今回いただいたご指摘や学びを生かしながら研究をさらに深め、地域の防災や環境教育に貢献できるよう取り組んでいきたいと思います。

■佐藤秀樹准教授のコメント
都市化が進む現代社会では、単身世帯の増加や人口流動性の高さにより、地域における関係性が希薄化する傾向があります。本研究は、防災教育を単なる知識伝達としてではなく、地域における関係性形成や共助の仕組みと結びつけて再検討する点に意義があります。学生が主体的に地域の実践に関わりながら研究を進め、学会で発表したことは大変意義深い経験であり、今後の研究の発展を期待しています。