2025.07.14
社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動、農業・農村開発協力)の担当科目「SDGs概論」では、7月8日(火)にアース製薬株式会社経営統括本部CSRサステナビリティ推進部の浜口唯衣氏を講師として招き、企業としてのSDGsの取り組みをご紹介いただきました。
アース製薬株式会社は、今年2025年に設立100周年となる日用品のトータルメーカーです。企業として国内外で取り組んでいるSDGs活動の事例として、強みとする虫ケア用品を通じての虫媒介感染症撲滅のための活動をはじめ、オーラルケア用品の普及を通じた口腔衛生への貢献や、3R(Reduce・Reuse・Recycle)の実践、他企業と協力した混載輸送の実現(CO2削減)、非営利型団体の活動への協力、生物多様性保全活動、外来生物の対策など、多岐にわたる取り組みを紹介していただきました。また、社員の働きやすい環境の整備に特に力を注ぐこともSDGsの取り組みの一環として大切にしていることや、現在抱えているサステナビリティの取り組みに関する課題についてもご説明いただきました。
SDGsは、「貧困」「福祉・健康」「ジェンダー」「資源」「環境保全」等の問題を解決しようという世界共通の目標ですが、その達成へ向けては各国のやり方に委ねられており、自治体や企業、あるいは地域社会等でSDGsの枠組みを活用したさまざまな取り組みが展開されています。企業としての具体的な取り組み事例をご紹介いただく今回の講義は、受講学生にとってSDGsの本質的な意味や現代社会における必要性、取り組む際に生じる課題や今後の展望等について考察を深める良い機会となりました。
■学生の感想(抜粋)
浜口唯衣氏