2025.04.21
東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部では、中高生(以下、生徒)に適切なインターネット利用等の知識を習得・定着させるための講演会を実施しています。また、生徒自身が当事者意識を持ち、問題を理解し、身を守るために、生徒同士によるグループワークも行っています。
メディアコミュニケーション学部情報文化学科の学生が、このグループワークを促進するファシリテーター(ボランティア)として参加し、都内の各校で生徒の話し合いの活性化に貢献しています。この活動が東京都から高く評価され、4月17日(木)に、江戸川大学学内で感謝状贈呈式が行われました。情報文化学科の学生10名に、宮崎孝治学長から労いの言葉とともに感謝状が贈られました。
■情報文化学科4年・大野瑛都さんのコメント
小・中・高校合わせて4校を訪問し、生徒の皆さんと一緒に、インターネットの使い方についてグループワークを行いました。生徒一人ひとりが自分の考えをしっかりと持ち、真剣に意見を交わしてくれたことが、特に印象に残っています。なかなか発言できない生徒がいたり、話し合いがうまく進まない場面では、答えのヒントを出しながら、異なる視点を持ってもらえるよう工夫しました。事前に受講したファシリテーター講習が大いに役立ちました。この活動を通して、私自身も多くのことを学ばせていただきました。対話の中で、「どうすれば相手に伝わりやすいか」「どうすれば意見を引き出せるか」といったことを自然と意識するようになり、その結果、自分のコミュニケーション能力も大きく成長したと感じています。
一度インターネットに投稿された文章や写真、動画などの情報は、完全に削除することが難しく、半永久的に残り続けることがあります。これを「デジタルタトゥー」といい、就職活動に悪影響を及ぼす場合や、いじめやトラブルの原因になることもあります。安心・安全なインターネット利用のために、「これは将来、自分にとって恥ずかしくない投稿かどうか」と一度立ち止まって考えることの大切さを、今後も折に触れて呼びかけていきたいと考えています。