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2019.11.01

人間心理学科・尾花真梨子ゼミが児童福祉施設を見学

社会学部人間心理学科の尾花真梨子ゼミが、東京都子供家庭総合センター内にある「東京都児童相談センター」を見学しました。
児童相談センターは、東京都の中央児童相談所としての機能を有し、都内の児童福祉の拠点となっています。昨今、児童虐待をめぐるさまざまな報道がなされていますが、その最前線で子どもたちやその家族を支えている重要な施設の一つです。
当日は、施設概要や通告から処遇決定までの具体的な流れについて知るとともに、実際に使用されている面接室やプレイルームなどを見学しました。職員さんへの質疑応答も行い、臨床心理学的地域援助が行われている施設での心理職の役割や多職種との連携、地域における相談援助の実際について理解を深めるよい機会となりました。

【参加学生の感想(抜粋)】
・すでに授業等で学んでいたことが実際の現場でも確認できたので、さらに理解が深まりました。
・思っていたよりもアットホームな雰囲気で、児童相談所に対する考え方があたたかいものになりました。
・施設を利用している子どもの自己肯定感を上げるために、部屋や行事などにさまざまな工夫がされていて、とても勉強になりました。
・“子どもの最善の利益を図る”ために、さまざまな立場の人が連携して対応にあたっていることを知り、私たちは児童相談所の一片しか知らなかったことを痛感しました。
・職員さんのお話を伺って、児童相談所にたどり着くよりも前に、地域で悩みを改善できるような環境作りが必要だと感じました。

<参考リンク>

教員紹介:尾花真梨子 講師


社会学部 人間心理学科
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