海外研修
語学研修(欧米)

体験レポート

ハワイと日本の違い

メディアコミュニケーション部学情報文化学科 M.C.さん

Aloha!
今回私はハワイと日本の文化の違いや学習方法の違いについてレポートしたいと思う。
まず初めに文化についてだ。私が留学をしていて一番驚いたことは誕生日の過ごし方だ。日本での誕生日の過ごし方は家族と一緒に少し良いところのレストランに行ったり、友達と遊園地や仲のいい人を集めて誕生日会などを開いたりする。しかし、ハワイの人は家族、親戚、友達、知人を集めて大勢で誕生日の主人公の家に行って盛大にお祝いをする。また、ドレスを着て花冠をして海でお祝いすることが一般的だそうだ。
食事に関しても違いがある。パーティーを開いたときの食事はとにかく量と品揃えがたくさんあるかが重視される。また、普段の食事も日本では高級だと思われているフルーツがたくさん出たり一回の食事量が多かったりする。
人々のコミュニケーション能力にもハワイと日本では大きく差があると感じた。例えば、レストランで店員の人がグラスを割ってしまったとしよう。日本人は周囲をキョロキョロとみて大丈夫だったか確認をしたり、心配する会話をしながらも食事を続けたりする。ハワイの人は真っ先に“Are you Ok?”や“Aren’t you hurt?”と相手を心配するような声が周りから飛んでくる。また、グラスを割った店員さんが自分の接客をしてくれた時に、「さっきは大丈夫だった?誰にもあることだから気にしないでね。」と声をかける人が多くいる。上記の例にあるように日本人は空気を読み周りから見守るというコミュニケーションを取るが、ハワイの人たちは声をかけ、会話を通してコミュニケ―ションを取ることが分かった。
家庭環境にも大きく違いがあるように感じた。日本では昔、夫は外でお金を稼ぎ妻は家で家事をしたり子育てをして家を守るといった概念があった。そのため今でも家事育児は女の仕事であると考えている年齢層も少なくない。しかし、ハワイでは夫と妻が協力して家事育児をし、2 人で働きに出るという差別のない家庭がほとんどだ。また、空いた時間は家族で海に泳ぎに行ったり、家にあるカラオケやカードゲーム、テレビゲームなどをして楽しい時間を過ごしていると感じた。

上記の内容から、ハワイにはオープンな人が多く、毎日楽しめるような生活を送っている人が多い気がした。日本の電車や交通機関の人々を見てみると、常に時間や自分がやらなくてはならないことに追われ今日も楽しかったと思う人より今日も疲れた、よく乗り切ったと思っている人がほとんどな気がする。
ハワイがオープンなのは人だけではなく虫も同様だ。今回私が留学した家庭はかなりきれいにしていて、ゴミ1 つないような家庭だったが、ゴキブリがかなりたくさんいた。暖かいというハワイの環境もあると思うが日本のゴキブリに比べると大きく、少し赤茶色をしている。日本でゴキブリが出ると殺虫剤やゴキブリホイホイ、コンバットなどを置いて対策をすぐ取るが、ハワイの人は素手や靴の裏、テッシュでパッと取るかつぶしてしまう。ハワイではそれが当たり前になっていると考えると、育った環境でこんなにも苦手なものに差が出てしまうのだなと思った。
次に学習方法についてだ。英語の学習方法にも日本との差が大きく出ているように感じる。日本の英語学習は座学がメインである。

WritingやListening、文法、資格対策の授業がほとんどである。Speakingの授業は少ししかないように感じる。ハワイの授業では授業の半分が座学、もう半分が会話やグループワークが基本になっていた。座学で学んだ文法や言葉の言い換え方を次のステップであるグループワークで使いインプットとアウトプット両方を行い、頭に定着させる。この方法なら長時間ずっと座っていて眠くなるということもないので、授業をしっかり受ける人数が増えると感じた。
学習方法はいわゆる勉強といわれていることだけではない。簡単なゲームも行った。例えば、小学校や中学校の時によくクラスでやったフルーツバスケットやスマホのアプリを使って学んだことのクイズなどを行った。また、課外授業で行った動物園では事前に各動物を振り分けて一人一人動物園で振り分けられた動物の特徴を5 つ、みんなに紹介した。
上記で上げた内容を中学生の英語を学び始めたときに行えば、英語への恐怖心や苦手意識などを持つ人がかなり少なくなるのではないかと考える。

Finally, through this nice program, I had many valuable experiences. I was able to meet a variety of people and rethink my way of thinking and living. I would like to make the most of this experience and continue to devote myself to making my days more fulfilling.
Mahalo!