海外専門研修
シンガポール専門研修

体験レポート

2017 年度 シンガポール海外専門研修体験レポート


シンガポールへ旅して 【現代社会学科 渡邊 杏美さん】

9 月に行ったシンガポール研修はまさに旅のような 5 日間だった。熱帯の蒸し暑い空気に突然降り来る豪雨。そして夜空を照らす都会的な町並みのライトアップ。色に香りに音楽に、と五感に訴えてくる不思議な研修だった。
一日目
成田空港に集合し、出発したのは夕方 6 時の事だった。今回はANA国際線に乗ったため、日本人乗務員が多く、まだ言葉に困ることはなかったので安心した。シンガポールに到着したのは現地の時間で午前 1 時。7 時間飛行機には乗っているが、シンガポールは日本と一時間の時差があるためだ。バスでホテルへと向かう道、どこか沖縄と似た景色だと感じた。
二日目
今回泊まったレジンホテルは、MRT(シンガポールの地下鉄)カラン駅にほど近い。駅にはセブンイレブンが併設されており、日本とあまり変わらないように買い物ができる。ペットボトルの細さや見知らぬ商品にも驚いたが、日本の商品が日本名のままに販売されているのも興味深かった。駅で切符を買おうとしたら、使えるコインが限られていたのも驚きだった。ブギス駅へ向かい、ツーリストパスを買って、まず向かったのはアラブストリート。サルタン・モスクを見に行った。黄金の屋根に荘厳な雰囲気は異国情緒にあふれており、見た瞬間に興奮するようなものだった。中には時間外のため入ることはかなわなかったが、お飾りとしてのモスクではなく、祈りのためのモスクであることを実感することができた。周囲の店にはアラビア風のお香や自分で調合体験のできる香水屋さんなどがあり、香水瓶の形や色はまさに魔法の薬でも入れてあるようで美しい。その一角はまさに異国だった。次に向かったのはリトルインディア。地下鉄を上るととたんにしたのはスパイスの香りだった。アラブストリートでもしていたものの、リトルインディアでは明らかに濃い。ゲリラ的に降ってきた雨でも消えないのだから相当なものだ。雨の中、移動してみたのはスリ・ヴィラマカリアマン寺院。玄関口で信者たちが靴を脱いでいた。極彩色の塗装がされた寺院は賑やかに感じられるのに、玄関の戸から鳴るベルの音は静かに響いていた。信者たちの額にはそろってあの赤い印。中に入ってみたくもあったが、時間の都合上あきらめることにした。昼食として待望のフィッシュヘッドカレーを食べにムトゥース・カレーという店へ。フィッシュヘッドカレーの本元、ムトゥース・カレーの店員は、やはりインド人系が多いからかとても言葉が通じにくかったので少し困ったが、何とか注文することができた。インド式の食べ方には手間取ったが痛いほどに辛いのにさわやかなスパイスの香りと魚のおいしさに夢中になった。ムスタファ・センターは万引き防止策がしっかりしていた。
チャイナタウンはまた違う香りのする街だった。日本の中華街とはまるで違う。天津甘栗も中華まんも押してこない。露店や飲食店はあるがまるで違うものだ。スリ・マリアマン寺院は色鮮やかに、シンガポール仏牙寺龍華院は気圧されるほどの迫力。どちらも靴や帽子を脱ぐのが納得できるようだった。
三日目
ジュロンバードパークへ。入ってすぐの施設がペンギンなのには少し笑ってしまったが、熱帯の鳥のショーを見たり、身近に触れ合える鳥を見たりしていると、鳥を愛する気持ちだけでなく、シンガポールにおけるこの自然の貴重さも感じられる。夜にはガーデンズバイザベイで光のショーを見た。昼の山や自然とは対照的だが今やシンガポールの中心といえるそこは眩しいくらいに美しく、幻みたいに終わってしまった。
四日目
スンゲイブロウ自然公園とシンガポールボタニックガーデンへ。スンゲイブロウ自然公園はマングローブ林や湿地で生きる動物が見えた。小さなワニが魚を食べていたり木の根の間を魚が泳いで行く様は歩いて行くジャングルクルーズのよう。ざわざわ揺れる木の音には心が安らいだ。シンガポールボタニックガーデンはシンガポール唯一の世界遺産である。オーキッドガーデンの鮮やかな美しさには見とれるほどだった。帰りに一人でアラブストリートへ行ったところ、deepavali celebration のため、人がぐっと増えていた。
五日目
最終日は自由行動日。私はクーン・セン・ロードを見にカトンヘ向かった。きれいに並んだパステルカラーのショップハウスは日に映えて美しい。プラナカン雑貨もかわいらしくスタートにちょうどいい。MRTを乗り換えてお昼を食べにマックスウェル・フード・センターへ向かった。連日降る大雨と雷の一番強い日となった。マックスウェル・フード・センターではチキンライスとドラゴンフルーツジュースを飲んだ。安いのにたっぷりとフルーツが使われたドラゴンフルーツジュースは派手なピンクの割に絶品で、チキンライスといっしょにさっぱり飲むことができた。注文はたどたどしくも英語で注文できたので安心した。
次にシンガポールの高島屋へ向かった。シンガポール限定のキティちゃんやシンガポールらしい缶のゴーフル、それに一番はアイスを食パンで挟んだアイスが食べたかったからだ。ブンガワンソロのクッキーは缶がかわいかったので 2 缶買った。隣接したスーパーでもカップラーメンやカヤジャム、スープの素を買ったので、荷物が一杯になってしまうほどだった。ココナツ味のアイスはパンにしみてとてもおいしかった。
感想
シンガポールは暑い気候にさまざまな人種の人たち、いろいろなにおいがしてとても刺激的な国だった。英語は不安だったが店員さんも道を教えてくれる人も簡単な英語で会話してくれたため、予想以上にしっかり話すことができた。信仰の違いや文化の違いをいろいろな場所で感じられる素晴らしい旅だった。


シンガポールの海外研修【現代社会学科 チャン・ティ・ビック・ゴックさん】

夏休みに学校の海外研修の授業に参加して、シンガポールに5日間行ってきました。日本以外の海外に行くのはシンガポールが初めてなので色々心配しました。シンガポールでは中国語と英語を中心として使っていますが、自分は英語力に自信がなく、中国語も全然わからないし、ちょっと不安で「どうしよう」と思いましたが、大変な事などが起こらなくてよかったです。
Changi空港に着いて、入国する時にビザの不明点があって別の事務所に連れて行かれて、30 分ほど英語で面接され、皆さんに心配かけて待たせてしまいました。
1 日目に Bugis 駅で 3 日間乗り放題の切符を買いました。シンガポールの電車システムは日本より乗りやすく、乗り替えが少ない感じがしました。
Little Indiaや Chinatown やホテルの近くの所へ行って来ました。Chinatown にあるお寺は華麗、荘重な素晴らしい光景でした。いっぱい写真を撮りました。China 料理は大好きなので何を見ても食べたかったです。ここでは初めて見る面白いものがありました。お土産用に多くの種類のお菓子をたくさん買いました。皆さんにあげる分と自分で食べる分を買いました。有名なインドレストランで食事して先生がごちそうしてくれました。辛い韓国料理が好きなのですが、インドの料理はとても辛く、水をいっぱい飲んでも辛かったです。つぎは Bugis のショッピングセンターで見たり、買い物したりしました。
2 日目、3 日目、4 日目は、もっと遠くの有名な場所、Jurong bird park や botanic gardens や gardens by the bay など色々行ってきました。
5 日目は最後の日で、自分が行きたい場所を自由で決めることができるので、ホテルの周りに行ったり、シンガポールで働いている友達に会いに行ったりしました。時間が合わないので入れない場所もあって残念でしたが楽しかったです。英会話のレベルが良くなって自信を持つようになり、帰国してからバイトで外国人のお客さんをご案内出来ました。またシンガポールに戻ったら、gardens by the bay と Chinatown に行きたいと思います。