海外研修
海外専門研修
学生 1 名
行程 | 月/日 | 地名 | 時刻 | スケジュール |
1 | 9 月 8 日(木) | 成田 シアトル | 14 : 00 09 : 20 11 : 00 14 : 30 19 : 10 | 成田集合 シアトル空港到着 ワシントン大学 Athletic Department レクチャー 昼食:ワシントン大学 カフェテリア各自 Arena Sports 訪問、レクチャー 終了後ホテルへ チェックイン終了後 Safeco Field へ MLB 観戦 Mariners vs Rangers |
2 | 9 月 9 日(金) | シアトル | 08 : 30 10 : 00 13 : 00 15 : 00 | Seatle Sounders 事務所訪問、レクチャー Cheney Stadium 視察、質疑応答 Seattle Thunderbirds Showare Center 訪問、レクチャー Century Link Field 視察 |
3 | 9 月 10 日(土) | シアトル | 14 : 00 | ホテルにて Eddium Bauer 職員レクチャー 公共交通機関にてワシントン大学へ 大学フットボール観戦 University of Washington vs University of Idaho |
4 | 9 月 11 日(日) | シアトル | 11 : 00 13 : 00 16 : 00 19 : 00 | Safeco Field Tour 参加、担当者よりレクチャー 昼食後、Key Area へ 簡単な施設見学後、簡単なレクチャー WNBA 観戦 Settle Storm vs Los Angeles Speaks ホテルにてまとめの会 |
5 | 9 月 12 日(月) | シアトル | 09 : 00 | 専用車にてシアトル空港へ |
6 | 9 月 13 日(火) | 成田 | 14 : 40 | 成田到着 |
スポーツマネジメント海外研修 【経営社会学科 町田 加代子さん】
今回のスポーツマネジメント海外研修で、シアトル現地のスタジアムやスポーツ施設、ワシントン大学を含め 8 ヶ所では経営者のレクチャーを受けることができた。観客としても MLB や大学フットボール、WNBA の試合を観戦し、経営者側と消費者側の二つの視点で海外規模でのスポーツビジネスについて多くのことを学び、体験することができた。私は、カレッジスポーツビジネスについてとても興味があり、事前学習の段階から驚きが多く、アメリカは本当に日本と比べ全てにおいて規模が大きいことを感じていた。
実際、シアトルに行ってみると、地域の人々のスポーツに対する関心や地元チームに対する愛着、そして試合がある日の街の盛り上がりは日本にはない文化だと感じた。カレッジスポーツのレクチャーを受けにワシントン大学を訪問した際、「ここは本当に大学なのか? 」と思ってしまうほどの施設の凄さや、豊富さに根本的に日本の大学と比べるのは違うのかもしれないと考えた。そもそも日本では、カレッジスポーツで稼ぐという発想が浸透していないと事前の段階で感じていたので比べることよりもまず、考え方の違いを見つけたいと思ってレクチャーを受けた。大学の部活動なのにマネジメント専任の正社員が運営していたり、7 万人収容できるスタジアムが大学にあったり、TV の放映権や、グッズ収入の額の大きさ、何故こんなにもお金がかけられ設備も施設もしっかりしているのだろうと考えたら、カレッジスポーツビジネスが成功しているからなのだと納得できた。
ワシントン大学での訪問レクチャーと、大学フットボールの観戦を終え、自分なりに日本とアメリカのスポーツに対する考え方の違いについて思った。アメリカは、スポーツ。日本は体育。スポーツは、娯楽で体育は教育だと感じた。体育重視の思考だと、競技ができればいいという考えでビジネスには繋がらない。体育からスポーツに、娯楽を通して興行に繋げたい。ただアメリカナイズされ過ぎないように日本の技術を使い、お金を払ってでも観に来てもらえるスポーツに変わっていけば、お金を払い観戦にくる文化にも変えていけると考えた。今回の経験で私は、海外のスポーツマネジメントを学ぶ事と共に日本から離れなければ感じられなかった日本の良い所や、日本人らしさについても深く考える機会を与えてもらうことが出来た。シアトルで暮らす日本人の方ともお話しすることができ、海外で日本人が生活していくことの大変さや楽しさを、いい意味で生々しく聞けたことがとても自分にとって収穫だった。日本で生活しているだけでは絶対に広がらなかった自分の視野が一気に広がった。この経験をレポートに書くだけで終わらせるだけではなく、自分の次の行動に繋げていきたいと感じた。