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研究倫理

研究倫理(在学生向け)

研究倫理

江戸川大学の学生に注意して欲しい研究不正行為について

江戸川大学で学ぶ学生の皆さんは、単独で「研究活動」に取り組む機会は少ないことでしょう。その一方、「卒業研究」では、指導教官の下で、自ら「研究活動」に準じた取り組みを進めなければなりません。また、「卒業研究」の成果を取りまとめた「卒業論文」を執筆する場合や、授業中あるいは期末に課せられるレポートを作成する場合、「研究活動」に準じたルールを遵守する必要性があります。
以下では、江戸川大学の学生である皆さんに、守ってもらいたい「研究活動」のルールを紹介していきたいと思います。

江戸川大学の学生である皆さんの場合、指導教官となるゼミや演習、実習の担当教員の下で、「研究活動」に準じた学習を進めていく事が想定されます。このため、指導教官となる担当教員の指示・指導に従っていれば、「研究活動」のルールを逸脱する可能性は低いと言えます。他方、学生個人として最低限身につけて欲しい「研究活動」のルールがあります。そして、このルールは絶対に守ってもらいたいと思います。このルールを破る、無視する行動は、「研究不正行為」となり、処罰の対象にもなり得ます。
「研究不正行為」はいくつかの種類が指摘されています。この中でも「ねつ造」「改ざん」「盗用」の三つについては、「特定不正行為」といって、重大な「研究不正行為」として認識されています。どのような行為が該当するのか、具体的には以下の通りです。

① ねつ造

存在しないデータ、研究結果等を作成すること。

「ねつ造」とは、様々なデータや研究の結果を不正に作成したり、やってもいない実験やアンケート調査、インタビュー調査の内容を作成したりすることが該当します。
例えば、
・アンケート調査を行ったが、思うような回答数が得られなかった。どうせ分からないし、自分で回答を作成してしまおう。
・統計調査で得られたデータを分析したところ、望ましい結果が得られなかった。どうせ分からないし、分析したことにして卒業論文を執筆しよう。
といった行為が不正行為となります。

② 改ざん

研究資料・機器・過程を変更する操作を行い、データ、研究活動によって得られた結果等を真正でないものに加工すること。

「改ざん」とは、実験やアンケート調査で得られたデータを都合のよいデータに書き換えたり、都合のよいデータが得られるように実験内容を操作することが該当します。
例えば、
・アンケートで得られたデータを分析したところ、望ましい結果が得られなかった。どうせ分からないし、都合の良い結果に書き換えて卒業論文を執筆しよう。
・機器を利用した実験では期待したデータが得られなかった。どうせ分からないし、機器の設定を変更して実験をやり直して、都合の良いデータを得られるようにしよう。
といった行為が不正行為となります。

③ 盗用

他の研究者のアイディア、分析・解析方法、データ、研究結果、論文又は用語を当該研究者の了解又は適切な表示なく流用すること。

「盗用」とは、他人の創作した著作物、映像・画像、作品、アイディアなどを無断で利用・模倣することが該当します。
例えば、
・先生からレポート課題提出の指示があった。ネットを検索したところ、レポート課題と似たような記述をしているホームページが見つかった。どうせ分からないだろうから、コピペ(コピー&ペースト)したことを隠して提出してしまおう。
・卒業論文を執筆中に、ホームページで参考になる画像を見つけた。卒業論文の完成度が上がりそうなので、この画像を無断で使ってしまおう。
といった行為が不正行為となります。
(文部科学省「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」平成26年8月26日文部科学大臣決定から一部引用)
その他の「研究不正行為」としては、論文等の二重投稿、不適切なオーサーシップ(論文著者)の問題、研究資金の不正利用などがあり得ます。これらの「研究不正行為」については、江戸川大学に在籍する学生の皆さんが巻き込まれる可能性は低いと考えられます。指導教官となる先生方の指示・指導に従っていれば問題となる可能性は、ほぼありません。
江戸川大学の学生である皆さんが、「研究活動」のルールを破ってしまう可能性が最も高いのは
「盗用」です。レポートや論文などの執筆において、気軽にホームページの内容や参考文献の内容を丸写しすると、これは「盗用」となります。ただし、適切な引用や出典の明記を行えば、「盗用」とならない場合も多くあります。こうした適切な方法については、担当の先生や指導教官の先生に相談してください。
また、「倫理的な配慮の姿勢」も大事です。レポート執筆、あるいはゼミ活動や卒業研究に必要なデータを収集するために、各種アンケート調査、フィールドワーク調査、被験者の行動観察・各種測定器を利用した計測などを行う事が予想されます。こうした調査や観察、計測を行う場合は、調査に協力してくれる方々や組織、企業などに十分な配慮を行う必要があります。加えて、収集したデータの保管や情報の漏洩には、細心の注意を払い、調査協力者の人権を侵害したり、好意を無にすることがないようにしなければなりません。加えて、調査で知り得た情報や体験を、SNSで協力者に無断で発信したり、関係の無い第三者に話すことも慎むべき行為となります。
いずれにせよ、レポート執筆、卒業研究の進行、卒業論文の執筆などで
「研究不正行為」あるいは「研究倫理に背く行為」を行わないために、指導教官の先生の指示・指導を必ず守って下さい。また、皆さんが所属する学科によっては、学科の専門性に応じた研究不正行為や研究倫理への対応が必要な場合もあります。このため先生方の指示・指導に加えて、学科毎の専門性に基づく「研究活動」のルールを遵守するように努めて下さい。

但し、何かの疑問を感じた場合は、必ず指導教官の先生方に相談して下さい。また何らかの事情で、指導教官の先生方に相談しにくい場合、下記の連絡先に相談する事も可能です。

学務部教務課(メールアドレス:kyomu@edogawa-u.ac.jp TEL:04-7152-9615)