vol. 237 2025年3月14日

実用的な英語だけでなく、「英語の楽しさ」を伝えたい!

2年次の「情報文化演習・実習」について

水口小百合先生の演習・実習では、英語の詩と韻について学びました。個人の感覚や感想を学生に問い、自身はその事象に対してどのように思うのかを考える授業が印象的でした。知識や技術を学ぶだけでなく、自分の意見を見つけて表現するということを学習することができました。

3年次の「専門ゼミ」について

水口先生のゼミは、英語に関するトピックを広く扱っているゼミです。たとえば、外国の映画鑑賞や映画紹介、英語でディベートを行いました。一人ひとりの興味関心を自身でさらに詳しく調べ、みんなに共有して学び合うようなゼミです。私は、自分のお気に入りの映画の紹介と、その登場人物たちの会話から読み取る英語表現、また作中で使われている楽曲の歌詞の訳と解釈を発表しました。

教員免許の取得を目指したきっかけ

教員は大学入学時から目指しているわけではありませんでした。大学の学びの中でもっと英語に近づきたいと思った時に、水口先生に教職課程を勧められて2年次から履修を始めました。TOEIC・TOEFLのスコアアップを目指す授業(インテンシブ英語A、B)や、海外留学体験、外国の文化・歴史(言語と文化、比較文化論、英語文学、Reading)を学習する中で英語の奥深さを知り、自分の趣味の映画・音楽鑑賞にも関連づけて興味を持ち始めたのが大きな影響です。教職課程を経てさらに多角的に英語と関わり学びを深めることができています。

情報文化学科での学びについて

情報文化学科には、実用的な英語だけではなく、外国の文化的知識や世界の歴史とのつながりを学習する授業が複数あります。そのおかげで、社会に求められているスキルとして捉えていた英語が、より自分の興味関心を引くものに変わりました。英語圏の文学・映像・音楽作品の中にあるさまざまな背景や思いに考えを巡らせることで、鑑賞することが今までよりももっと楽しくなりました。そのため、教科としての英語を教える教育者として、必要な知識技能を教授するほかに、英語との関わりの中で、知ること・わかることの楽しさも伝えられるような教師になりたいと考えるようになりました。

メディアコミュニケーション学部情報文化学科3年

M.A.さん

(2024年12月取材)