vol. 227 2024年2月22日

ゼミでの活動が成長に繋がり、目標だった新聞記者に

ゼミで印象に残っていること

学童軟式野球の全国大会「マクドナルドトーナメント」の取材をしたことです。大学で初めて経験した取材活動でした。スコアブックを書いたり、記事用の写真を撮ったり、書くことがメインだと思っていた記者の仕事は想像以上に大変でした。なかでも一番大変だったことは、質問の優先順位を考えることです。記事を書くときに「あれを聞いておけばよかった」と反省の日々でした。それでも記事を楽しみにしてくれている選手や保護者を見ると、やりがいを感じることができたと思います。記事が実際に『OVO』や『Yahoo!ニュース』等のWebニュースサイトに掲載されたのを見た時、記者としての活動を実感できて喜びを感じました。

4年間の学びや経験から得た成長のきっかけ

演習・実習でスポーツ新聞を作成したことです。江戸川大学サッカー部の取材を担当することになりましたが、日程の調整や担当者とコミュニケーションを取ることが上手くいきませんでした。
私は性格上、遠慮しがちな部分があるのですが、良い意味で遠慮しない重要性を学びました。
取材相手に敬意を示した上で、自分の要望を伝えると、その後のコミュニケーションは楽になりました。
また、スポーツニッポン新聞社のご協力で本社見学もさせていただき、新聞ができる過程やレイアウトのコツを教わりました。プロの意見を直接聞くことができたことは、自分の成長に繋がったと確信しています。

進路選択に影響を受けたもの

3年次の専門ゼミナールです。大学がある流山市の少年タグラグビーチームの写真撮影をしました。写真を撮る事は難しく、写真が斜めになってしまうことや、シャッターを切るタイミングがずれて良い写真が撮れないこともありました。
それでも、1年間撮り続けることで、良い写真の枚数が増えたことは自信に繋がりました。また、元々新聞記者として働いていた神田洋先生の下で色々な話を聞くことで、新聞記者になりたいという漠然とした夢が目標に変わりました。

卒業後について

取材相手への敬意であったり、挨拶であったり基本的なことを疎かにしないようにしたいです。もちろん、大学で学んだすべての事を生かすことがベストだとは思いますが、1年目はついていくだけで精いっぱいだと思います。地に足を付けて、自分が今できることをできるようにしたいです。
余裕ができた時に、大学で学んだことを一つずつ自分なりに工夫して活用していきたいです。もう少し攻めた質問ができるともっといい記事が書けると神田先生にはよく言われてきたので、一歩踏み出す勇気を意識して仕事に取り組みたいです。
今後の目標はオリンピックの取材に参加することです。オリンピックは、世界でも注目される大会で、注目度も高いと思います。十勝地方出身者で活躍するアスリートを、世界の人に知ってもらえるような記事を書きたいです。そのためには、十勝についてよく知らなくてはなりません。十勝のことを勉強しつつ、道外出身者ならではの新鮮な視点をもって仕事に励みたいです。

メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科4年
内定先:(株)十勝毎日新聞社

O.S.さん

(2023年12月取材)