vol. 157 2021年3月1日

音響部として舞台を作る人に!

江戸川大学に入学して良かったですか?

入学して良かったと思っています。今後の社会に必要不可欠なSNSの危険性や、ラジオ・テレビ・新聞といったメディアの今までのあり方について学ぶことができ、考え方を改めることができました。
また、やりたいことがはっきりしている同級生や先輩方も多く、魅力的な人に出会えたのも良かったことだと思います。

大学の4年間はどんなふうに過ごしましたか?

自分の中の「大学とはこんなところ」というイメージがもっと活動的なアウトプットする機会の多い場所でしたが、座学の授業が多かったので、大学で知識を入れて、アウトプットする場所は自分でも作ろうと思い自ら行動して過ごしました。具体的には、オーディションを受けて下北沢の舞台に出演したり、先輩たちと都内の小劇場を借りて舞台を公演したりしました。

ゼミでの活動について

所属していた小久保利己ゼミでは企画から台本作成、美術作成、キャスティング、スケジューリング、撮影・編集まで映画を作る全ての過程を経験しました。また、やり方と進め方、そして何より「いい物を作るためには熱量が必須」であることを学びました。限られた人数で工夫しながら進めていく中、スケジュール通りにいかず苦労した経験は今後の糧になると思います。

ゼミでの研究テーマは?

原作シェイクスピア「ハムレット」と太宰治「新ハムレット」、フランコ・ゼフィレッリ監督映画「ハムレット」の3作品をメインに、舞台戯曲・小説・映画の3つの視点から比較検討し、自分が考える「シェイクスピアが『ハムレット』に隠したメッセージ」が成立するかどうかを研究しました。

卒業後の進路は?

今年148年目の歴史ある劇場の音響部として舞台を作る人間になります。まずは明治座の歴史の1人になること。次に明治座の1人になれたら明治座が変わっていく様を最前線で見届けること。最後に自分の舞台を持つこと。演出家としてか、役者としてかは分かりませんし、いつになるかもわかりませんが、自分の夢なので野心は忘れずに仕事・舞台作りに励もうと思います。

メディアコミュニケーション学部 マス・コミュニケーション学科 4年

S.W.さん

明治座舞台株式会社内定

(2021年2月取材)