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2026.09.07

現代社会学科・佐藤秀樹准教授がバングラデシュの子どもたちと環境を学ぶ「農村部環境アート交流プロジェクト」を実施

社会学部現代社会学科の佐藤秀樹准教授(専門分野:環境教育、環境社会活動、農業・農村開発協力)が、バングラデシュ環境開発協会(BEDS)と協力し、バングラデシュ南西部の農村地域において「農村部環境アート交流プロジェクト」を実施しました。

本プロジェクトでは、6月5日(金)に、クルナ県ダコップ郡にて「私たちの村と自然(Our Village and Nature)」をテーマに子ども絵画コンテストを開催しました。地域の小学生(4・5年生)を中心に34名が参加し、自然や生物多様性、地域の環境問題について学んだ後、約2時間かけて一人ひとりが作品を制作しました。子どもたちは、「村の自然と暮らし」「地域の環境問題」「守りたい自然や生き物」「自然と共生する未来の村」などを題材に、それぞれが暮らす地域の自然や日常生活、洪水やサイクロンなどの自然災害、環境を守るための行動を、色彩豊かな絵で表現しました。

作品には、子どもたち自身の言葉も添えられました。「自然は私たちの母親のような存在です。私たちは自然の中で生まれ、自然の中で暮らしています」「自然が美しければ、私たちの生活もより良くなります」「将来、村に美しい学校ができてほしいです。村がもっと美しく、明るい場所になってほしいと思います」など、これらの言葉からは、子どもたちが自然を身近で大切な存在として捉えていることに加え、災害やごみ、森林の減少など、地域が直面する環境課題を自分たちの問題として考えていることが伝わってきました。

「私たちの村と自然(Our Village and Nature)」をテーマに絵画を制作する子どもたち

7月14日(火)には、佐藤准教授が担当する環境学ゼミナール(くらしと地球環境)の3年生が、バングラデシュから届けられた作品をあらかじめ定めた基準に従って評価しました。ゼミ生にとっても、絵に描かれた風景や子どもたちのメッセージを通して、バングラデシュ農村部の暮らしと自然環境との関係について理解を深める機会となりました。

絵画を評価する環境学ゼミナール(くらしと地球環境)の3年生

8月30日(日)には、ダコップ郡において、子どもたちの作品を紹介する絵画展示会と表彰式を開催し、佐藤准教授も参加しました。展示会では、参加した子どもたちが自分の作品の前に立ち、「なぜこの絵を描いたのか」「絵を通して何を伝えたいのか」「自然や環境についてどのように感じているのか」など、作品に込めた思いを一人ずつ説明しました。自分の作品を他者に見てもらい、自らの言葉で説明することは、絵を描いた際の気づきや考えを振り返り、自然や環境への理解をさらに深める学びにつながりました。

表彰式では、受賞した子どもたちに賞状と記念品を贈呈するとともに、参加したすべての子どもたちにも参加記念品を贈り、一人ひとりの取り組みをたたえました。また、子どもたちの作品とメッセージを広く共有し、交流の記録として残すため、全作品を収録した絵画作品集(冊子)を作成しました。冊子は、参加した子どもたちや関係者等、本プロジェクトを支えてくださった方々に配布しました。

絵画展示会で自分の作品に込めた思いを説明する子どもたち

表彰式では賞状と記念品を贈呈

全作品を収録した絵画作品集の配布

本プロジェクトは、千葉県流山市民の皆さまから寄せられた寄付金を活用して実施しました。温かいご支援により、子どもたちが自然や環境について考え、自分の思いを絵と言葉で表現する機会をつくることができました。ご寄付をお寄せくださった流山市民の皆さまに、心より御礼申し上げます。