2026.07.09

社会学部現代社会学科の奥山正樹教授(専門分野:自然共生システム)の演習実習を履修している2年生15名が、6月25日(木)に、千葉県野田市のコウノトリ飼育施設「こうのとりの里」とその周辺に谷津田環境が広がる江川地区で学外実習を行いました。
野田市は、関東エコロジカル・ネットワーク(約30市町村にまたがる広域プロジェクト)の先導プロジェクトとして、コウノトリの野生復帰を推進しています。江川地区に飼育・観察施設「こうのとりの里」を設置し、生物多様性のシンボルであるコウノトリが舞う里を目指しています。今年も5月にこの施設で3羽のひなが誕生し、すくすくと育っています。
飼育施設では、親鳥(カナタとミライ)と、ちょうど当日巣立ちした3羽のひなを眼前に観察しながら、野田市の飼育員の方から、これまでの飼育や放鳥の経緯、飼育方法などについて説明を受けました。
この施設がある江川地区は、里地里山の原風景の再生を目指して、森林や農地を整備・復元し、コウノトリが定着できる環境づくりのため、減農薬による米作りに取り組んでいます。昨年9月には「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」に基づき、野田市が取りまとめ役となる「連携増進活動実施計画」が認定され「自然共生サイト」にも登録されました。
参加した学生たちからは、「江川地区の人たちが里山と谷津田を大切に守ってきた積み重ねがあったからこそ、コウノトリの野生復帰が進められていることを実感した」「コウノトリが暮らしやすい環境を地域全体で整えることで、人間と自然が良い関係を築いていることを学んだ」などの声が聞かれました。

飼育員の方からのレクチャー

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