2025.10.31

大塚良治 教授
社会学部現代社会学科の大塚良治教授(テーマパーク・観光まちづくり学ゼミナール)の論説が、一般社団法人歴史教育者協議会が発行する月刊誌『歴史地理教育』2025年10月号に掲載されました。
掲載論説のタイトルは「ローカル鉄道の存続と鉄道網の未来」です。本論説で大塚教授は、人口減少やモータリゼーションの進展、道路網の拡大、さらには新型コロナウイルス感染症の影響などにより、近年ますます経営環境が厳しさを増している地域鉄道(ローカル線)の現状について考察しています。
また、国鉄諮問委員会による赤字83線廃止の提言から、特定地方交通線の経営分離、そしてJR発足後の赤字ローカル線見直し問題に至るまでの歴史的経緯を振り返りながら、鉄道網を維持するための制度設計と財源の手当てを急ぐ必要性を強調しています。