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2021.05.19

社会学部現代社会学科監修の書籍「現場に立つから、おもしろい」が出版

社会学部現代社会学科が監修した『現場に立つから、おもしろい――世界をつなぐ、ひと・モノ・しくみ』(春風社)が出版されました。

本書は、現代社会学科の特色である「現場(フィールド)での学び」と「多様な学び」を反映したテキストで、同学科で研究・教育に従事する専任教員10名が、それぞれの専門分野の視点から現代社会の諸課題を論じた一冊になっています。

また、現代社会学科の 1 年生が学ぶ科目「現代社会論 A・B・C」の教科書としても使用されています。土屋学科長による本書のはしがきは、同学科で学ぶ新入生への、そして、同学科への入学を考える高校生の皆さんへのメッセージになっています。

「現実に立ち向かうということは危険で苦しいことばかりではありません。現場でしかめぐりあえないものと出会い、そこで呼び覚まされた感覚を自分のものとしてまとい身につけていく喜びがそこにはあります。それを知ってもらうためにみなさんを『フィールド』に誘いたい。それが『現場に立つから、おもしろい』というタイトルに込めた思いなのです」(P.5-6)

「各章に多彩な議論を配置したもうひとつの狙いは、現代社会を多角的に捉える視点を『鍛える』ことにあります。多様な世界を知ることは、一つの枠組みに依拠するだけでは見つけることができない、オルタナティブ(もうひとつ別の道)を発見していくきっかけになります。そのような気づきを積み重ね、複眼的に物事を捉える姿勢を習得することこそが、社会の諸課題の解決策を考える力となり、ひいてはソーシャル・インクルージョン(さまざまな立場の人が尊重し合い支え合う社会)を実現する力になるはずです」(P.6)

読者の皆さんと共に学び、より良い社会を築いていく。これが、本書に込められた執筆者一同の願いです。

<目次>
本書のトリセツ(土屋薫)

第 1 部:地域社会(ひと)
第 1 章 卵かけご飯を食べたら怒られた――フィールドで出会う他者と自己(川瀬由高)
第 2 章 環境問題に描く夢――バングラデシュの地域社会から(佐藤秀樹)
第 3 章 地域をつくるパートナーシップ――千葉県流山市における鉄道事業者の戦略的提携(大塚良治)

第 2 部:資源(モノ)
第 4 章 ニューツーリズムと観光革命――体験と交流の創出に向けて(崎本武志)
第 5 章 どうやって自分の知らない世界(ところ)にたどり着くか?――寄り道を「たしなむ」レジャー社会学(土屋薫)
第 6 章 クマ見て森を見ず――餌(えさ)資源から見た持続可能性(中島慶二)

第 3 部:制度(しくみ)
第 7 章 日本が導くプロスポーツ文化――プロ野球とエンタテインメント(広岡勲)
第 8 章 だから日本サッカーの「今」がある――世界標準へ向けた歴史的検証(末永尚)
第 9 章 文化のちから――法と政策から考える現代社会(関根理恵)
第 10 章 アマビエはコロナに克てるか?――疫病退散の民俗学(阿南透)

現代社会を知るための 30 のキーワード

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