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2019.07.12

人間心理学科・福田一彦教授らの研究成果が世界睡眠学会、国際小児睡眠学会のオフィシャルジャーナルである『 Sleep Medicine 』に掲載

寝だめのために「週末に朝寝坊」をしているとむしろ体調は悪化します!

夜更かしをすればするほど、心身の状態は悪化します。早寝早起きをすると健康になります。しかし、平日にどんなに早寝早起きをしていても、週末に、朝寝坊をしただけで、心身の状態は非常に悪くなるのです。この研究は、江戸川大学社会学部人間心理学科の福田一彦教授(実験心理学)が、 大正大学の長谷川智子教授、明治学院大学の川端一光准教授、広島修道大学の今田純雄教授らとともに全国 1,000 世帯の未就学児のいる家庭を対象に行なったものです。少なすぎる睡眠時間も問題ですが、日によって、寝る時刻や起きる時刻が大きく異なることは、それだけで、心身の健康を害するという結果です。平日の足りない睡眠を補おうとして週末に寝坊+ブランチを決め込んでいる方は多いと思いますが、むしろ健康を害する結果となります。そもそも、「寝だめ」は不可能だと考えてください。

本研究成果は、世界睡眠学会や国際小児睡眠学会の公式科学雑誌である『 Sleep Medicine 』( 2019 年 7 月 7 日:Available Online )に掲載されました。

発表者
江戸川大学 社会学部 人間心理学科 教授/睡眠研究所 所長
福田一彦

福田一彦 教授

論文

「 Preschool children's eating and sleeping habits: late rising and brunch on weekends is related to several physical and mental symptoms 」( Elsevier 社)

<参考リンク>

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