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国立公園研究所

2019駒木祭企画「日光国立公園がやってきた!」報告

2019年度の駒木祭企画は、遊びなどを取り入れて駒木祭に訪れる一般の方々向けに国立公園についての普及啓発を行った。(実施日:2019年11月2日~3日)
「日光国立公園がやってきた!」と題し、国立公園の写真パネル展示をはじめとする資料展示と、クラフトワークショップ、外来生物ゲームなど、各年齢層に楽しめる展示となるよう工夫した。

①日光国立公園土呂部地区のカヤボッチ実物と説明パネルの展示

日光国立公園の土呂部集落で営まれてきた、茅を刈って利用している暮らしを象徴しているのが茅ボッチだ。土呂部から実物を持ち込み、山里の暮らしを維持していく活動を行っている日光茅ボッチの会の活動を紹介した。


②写真パネル展示 

宮地、中島が撮影した日光国立公園の四季の写真を中心にパネル化し、部屋の壁際に展示した。(写真奥)


③日光の動物に触ろう:自然公園財団による動物骨格や皮などの展示

日光には動物が多く生息している。シカなどに出会うことは多いが、実際に手で触ることはない。骨格標本などを展示して、実物に触ってもらおうという企画。


④シカ皮クラフトワークショップ:自然公園財団によるシカ皮を使ったアクセサリー製作実演指導

自然公園財団に依頼し、日光湯元ビジターセンターの職員を派遣していただいて、実際にビジターセンターで行っているクラフト教室を再現した。


⑤子どもパークレンジャーに変身!:環境省国立公園管理官の制服の展示(子供用・展示用のもの)

実際の環境省レンジャーの制服のデザインそのままに子供用の大きさに仕立てたものを環境省から借り出し、展示しながら、実際に着てみたい子供に着てもらって写真を撮るなどして楽しんでもらう企画。


⑥公園計画図:戦後すぐの公園計画図と現在の公園計画図の展示

日光国立公園の公園計画図の展示。戦後すぐの時期に調製されたものと現在のものを比較できるようにして展示した。近くにはパンフレット類も置いた。(写真なし)


⑦外来生物ゲーム:外来生物を探すゲーム

子供向けのゲーム。在来生物と外来生物のプレート両方が入った箱から、外来生物を探し出すゲーム。


⑧国立公園関係各種資料閲覧

日光国立公園や国立公園制度に関する資料を環境省、東武鉄道に協力をいただき閲覧、配布した。自然公園財団が発行している国立公園関係の普及用資料(パークナビ、日本の国立公園など)の販売も行った。


⑨DVD資料映像

環境省作成、日光湯元ビジターセンターで放映している日光国立公園の紹介ビデオをエンドレスでスクリーンに流した。(宮地研究員が出演。写真なし)