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財務情報

平成24年度決算報告

平成25年5月29日に開催された理事会ならびに評議員会において、学校法人江戸川学園の平成24年度決算(案)が承認可決されました。ここに、本学園の1.財産目録、2.貸借対照表、3.資金収支計算書、4.消費収支計算書を、また、江戸川大学の1.資金収支計算書、2.消費収支計算書 を掲示いたします。

平成24年度における江戸川学園の新たな動きとして、まず、江戸川大学においては 教育環境の充実が欠かせないと考えており、24年度において ①.大学研究棟・大学講義棟空調機更新 ②.防災井戸(地下水膜ろ過システム)設置 ③.学生カルテシステム導入・学習支援システム更新 等の整備が推進されました。また、平成26年4月に 新学科「こどもコミュニケーション学科」の新設を準備中です。江戸川女子中学・高等学校においては、23年度から着工した創立80周年記念の新講堂・体育館の建設が引き続き進行しています。江戸川学園取手中・高等学校においては、21年度から、従来の「70分授業体制」を変更し、「70分授業」の特徴を発展させた「100分授業」や「110分授業」(高2・高3)を組み入れると共に、土曜日を原則隔週登校にする等、以前にも増して「授業を第一」とした学習指導体制を定着させました。その結果、平成25年度大学進学実績においても、東京大学13名(現役合格者10名)、京都大学2名合格、筑波大学医学部4名、慶應義塾大学医学部1名を含め国公立大学医学部20名合格、早稲田大学76名、慶應義塾大学51名合格等、顕著な実績となりました。また、平成26年4月を目指し「江戸川学園取手小学校(仮称)」の開校準備が着々と進んでおり、茨城県初の小・中・高12カ年一貫教育校が実現する予定です。江戸川大学総合福祉専門学校においては、4学科体制を維持するとともに、引き続き、キャリア教育の一環として、社会福祉士の養成、国の離職者対策政策にかかる職業訓練生の受け入れや 福祉現場の人材育成にかかる「介護職員初任者研修」等を行っています。

この様な活動の中で、平成24年度決算の概要について説明致します。まず、収入の大半を占める学生生徒等納付金収入については、取手中・高で前年度比13百万円増加しましたが、大学で150百万円、専門学校で13百万円減少したことから、学園全体では150百万円減少の4,827百万円を計上しました。補助金収入は女子校で21百万円増加しましたが、大学で22百万円、取手校で69百万円減少したこと等により学園全体で70百万円減少の1,078百万円を計上、その他の収入においては、寄付金収入が55百万円(32百万円減少)、資産運用収入が91百万円(7百万円減少)、事業収入が167百万円(5百万円減少)、退職金社団等交付金が168百万円(23百万円増加)となり、その結果、帰属収入全体としては、6,512百万円を計上、前年度比278百万円の減少となっております。一方、支出面につきましては、人件費が学園全体で前年度比37百万円減少の3,510百万円を計上しました。教育研究経費は1,910百万円となり61百万円の減少となりました。次に、管理経費は632百万円とほぼ前年度並みとなりました。その他経費では、女子中・高において前年度に計上されたクラブハウス・講堂建替えに伴う建物処分差額92百万円がなくなった為、人件費、教育研究経費、管理経費、その他経費を合わせた消費支出合計額は175百万円減少の6,128百万円となりました。この結果、帰属収入から消費支出合計額を差し引いた帰属収支差額は384百万円の黒字を計上しました、基本金組入額は813百万円となり、最終的に、当年度消費支出超過額は429百万円となりました。以上が平成24年度決算の概要です。