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2022.03.14

現代社会学科・中島慶二教授監修の『いきもの六法』が出版

社会学部現代社会学科の中島慶二教授(江戸川大学国立公園研究所所長)が監修した『いきもの六法 日本の自然を楽しみ、守るための法律』(山と溪谷社)が 3 月 25 日(金)に出版されます。

近年、「天然記念物と知らずに捕まえた」などの行為を SNS 上にアップロードし、違法行為として炎上するケースなどが増えています。また、なんとなく行っていた釣りや昆虫採集が、実は違法行為に該当していたというケースもあります。こうした背景には、単純な「生き物を採る」ことに関係する法律だけでも「自然公園法」「種の保存法」「外来生物法」(環境省)、「文化財保護法」(文化庁) 、「漁業法」(水産庁)など、担当する省庁の異なる法律が絡み合う他、各都道府県や市町村での条例なども加わり、非常に複雑な体系をしていることが原因と考えられます。

本書は、そんな複雑に絡み合った法律を、「日本中どこでもとってはダメな昆虫」といった形で、生物・環境ごとに章分けした上で、法規制が「種・場所・種と場所・その他」のどれに対してかかっているのかで分類し、わかりやすく紹介しています。

【内容】
第 1 章 生き物を守るための法律や条例
第 2 章 すべての生き物をとってはいけない場所
第 3 章 昆虫採集
第 4 章 植物採集・山菜 ・ キノコ採り
第 5 章 鳥類・哺乳類
第 6 章 爬虫類・両生類
第 7 章 川や湖沼での生物採集・釣り
第 8 章 海での生物採集・釣り
第 9 章 飼う・栽培・購入
付  表

【監修】
中島慶二(江戸川大学社会学部現代社会学科教授、江戸川大学国立公園研究所所長)
益子知樹(元茨城県庁の水産振興課、漁政課)

『山と溪谷社』のウェブページ


<参考リンク>

教員紹介:中島慶二 教授


社会学部 現代社会学科


江戸川大学国立公園研究所
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